2020年度のマカオの主要な統計情報が、マカオ政府によりまとめられていました。
図書館に資料があったので、もらってきました。
一緒に見てみましょう。
人口
68.3万人
面積
約33㎢
※山手線の内側の約半分
香港と比べても、50分の1の大きさしかありません。
人口密度
2.1万人/㎢
世界一
※マカオ半島に限ると5.8万人/㎢!
クレイジーなほどの超過密都市です。
平均寿命
84.1歳
男性81.1歳、女性86.9歳
※日本は男性81.4歳、女性87.4歳
世界一長寿なのは香港、男性82.3歳、女性88.1歳
月収の中央値
15,000MOP(約21万円)
※日本の月収中央値は、26万円程度(2019)
マカオは年金や所得税など引かれるものが少ないので、手取りは変わらないかもしれませんね。
実際にかかる生活費も、個人的には日本とあまり変わりません。
交通費など安いものも多いですが、家賃が高いです。
1人あたり国民総所得
約820万円(2019年)
※日本は約460万円
これがマカオの平均年収だと勘違いされてニュースで話題になったことがありました。
マカオの場合は、カジノで巨額のお金が回っているのが理由です。
世界では、スイスやルクセンブルクなどの金融立国や、カタールなど石油の国が存在感を示しています。
2020年は、カジノや旅行客の呼び込みという武器が使えなかったので、マカオは日本より額が少ないと思います。
失業率
2.5%
※日本は2.8%
マカオは1.7%(2019年)、1.8%(2018年)と好景気でしたが、コロナの影響を受け失業率が増加しました。
旅客数
約590万人
※7割が中国本土から、2割が香港からでした。
2019年は約4,000万人、2018年は約3,600万人がマカオを訪れています。
日本は約3,200万人(2019年)です。
近年、京都のオーバーツーリズムが話題になりました。
マカオの面積を考えると、完全にキャパを超えたオーバーツーリズムだったことが伺えます。
カジノ売上
約8,550億円
※その内43%がVIPルームのバカラ、44%が平場のバカラで、合計87%に達しています。
ちなみに2019年のカジノ売上は約4兆1千億円、2018年は約4兆2500億円でした。
カジノ売上は、コロナの影響で約5分の1になりました。
コロナで変わるもの・変わらないもの
2019~2020年にかけてはコロナの影響で、カジノや旅行を始め、経済的な変化が顕著でした。
一方で、長寿や人口増に関しては変化がなかったです。
ガイドの同僚は帰国した方が多かったので、人口は減ったかなと思いましたが、逆にマカオに戻って来た方が多かったようです。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。 地球の歩き方 マカオ 2018~2019 以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。 マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。 CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ) ことりっぷマカオ'19