新型コロナウイルスのワクチンも、世界中でかなり普及してきましたね。
ゼロコロナを達成しているマカオでは、引き続き厳しい水際対策が取られています。
最新のマカオのコロナ情報について紹介します。
※情報は2021年6月29日現在のものです。
感染状況
マカオでは、457日連続市中感染ゼロを達成しています。
感染者数は累計53名で、現在はその内2名が病院で療養中、それ以外の方はすでに快復して退院済みです。
死者や院内感染は0です。
ワクチン接種状況
これまでに、マカオの人口の約3割にあたる22万人ほどが、少なくとも1回目の接種を済ませています。
9.3万人以上が、2回のワクチン接種を完了済みです。
マカオでは、中国シノファーム製のワクチンと、ドイツのビオンテック製のmRNAワクチンから選んで接種することができます。
現在の街の様子
広東省でのデルタ株感染拡大に伴い、街のレストランに入る際に、健康コードの提示を求められるようになりました。
同席する人数の制限などはなく、バーやカラオケ、サウナなど、あらゆるお店が通常営業をしています。
卒業式などの学校行事や、結婚披露宴などのパーティーも、感染対策に留意しながら開催されています。
暑いのでマスクの下が汗だくになりますね。
マスクを外したい気持ちになることは多いですが、街中ではほとんどの人が不織布マスクをつけています。
景気対策
今年もマカオ市民向けに、政府から1万パタカのお小遣いが支給されました。
加えて、1人あたり8,000パタカ相当の消費券が配布されました。
昨年はプリペイドカード式でしたが、今年は電子マネーも選べます。
銀行などが抽選で車や最新スマホが当たるなどの豪華な特典をつけて、入金を誘導していました。
私も早速この給付金で防水機能付きアクションカメラを買いました。
今年の夏は、新しくオープンしたアトラクション盛りだくさんのスタジオシティのプールで、YouTubeの撮影をしたいなと思っています。
中国との往来
広東省でデルタ型(インド株)の感染が拡大しているのを受けて、広東省の一部地域からマカオへやってくる人に向けて、14日間の隔離が義務付けられました。
それ以外の低感染地域からは、7日以内のPCR検査陰性証明書があれば、隔離なしでマカオを訪れることができます。
※マカオ市民、香港市民、台湾人、中国人で、マカオ入境前14日間を中国で過ごした場合
香港との往来
24時間以内のPCR検査陰性証明書を用意した上で、14日間の隔離が義務付けられています。
※マカオ市民、香港市民、台湾人、中国人で、マカオ入境前14日間を香港で過ごした場合
香港では14日間連続で新規感染者が0だったため、香港マカオの隔離なしでの往来に向けて両政府で話し合いがなされました。
香港で新規感染者ゼロが4週間続けば、ワクチン2回接種完了した方から段階的に隔離なしで往来できるようにする方針です。
あいにく数日後に新規感染者が出たため、今回は立ち消えとなりましたが、往来再開に向けて希望が出てきました。
台湾との往来
24時間以内のPCR検査陰性証明書を用意した上で、21日間の隔離が義務付けられています。
※マカオ市民、香港市民、台湾人、中国人で、マカオ入境前14日間を台湾で過ごした場合
外国との往来
マカオ市民のみ、例外的に緊急避難という形で外国からマカオに入境することが許されています。
外国人はもちろん、香港人、台湾人、中国人であってもマカオ入境前に外国にいた場合は、マカオ入境はできません。
マカオ入境21日前までに外国に滞在していた場合
72時間以内のPCR検査陰性証明書提示の上、21日間(抗体検査で陽性なら28日間)の隔離に加えて、1週間の自己隔離が義務付けられています。
中でも28日前までにインド、パキスタン、フィリピン、ネパール、ブラジルに滞在していた場合は、
・飛行機搭乗7日前以内に最長24時間ごと3回のPCR検査陰性証明書を取得する、最後の1回は搭乗72時間以内であること
・抗体検査の陰性証明またはワクチンパスポート
・証明書は現地の中国領事館で取得すること
・マカオ到着後28日間(抗体検査で陽性の場合は35日)の隔離義務
という条件があります。
いつからマカオ旅行再開?
マカオは、厳しい水際対策が感染防止に効果を発揮しています。
まだ香港との行き来も自由にならない現状では、本人(外国人)がマカオに入国できるようになるのは、来年がめどかなあと思っています。
マカオ旅行や香港旅行を、コロナ明けの楽しみにしておられる方も多いと思います。
私も日本に帰って、家族や友人に会いたいです。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。