エメラルドグリーンが美しい、穴場の世界遺産ドン・ペドロ5世劇場は写真撮影にもおすすめの観光スポットです。
歴史を感じる素敵な建物ですので、写真好きや建築好きの方はぜひ訪れてみてください。
ドン・ペドロ5世劇場の見どころを、マカオ在住10年、のべ1万人以上をご案内したツアーガイドが紹介します。
美しいグリーンの外壁は撮影に最適
ドン・ペドロ5世劇場の魅力は、パステルカラーがヨーロッパ風の外観です。
美しい建物は、雑誌やテレビのロケ地としてよく利用されています。
劇場の正面はもちろん、建物の側壁もリズム感があって素敵な写真がとれる、おすすめの撮影ポイントです。
ドン・ペドロ5世劇場の歴史
ドン・ペドロ5世劇場は、1858年に建築家ペドロ・マルケスによって設計された、アジアで最初の西洋式の劇場です。
1873年に正面ファサードが、陸軍クラブなどを設計したサーカル男爵にデザインされました。
日本では幕末、勝海舟が活躍した頃の出来事です。
マカニーズやポルトガル人のサロン(社交場)として生まれましたが、1915年には劇場として広く一般に親しまれました。
ここは1978年から8年間、パリで有名な「クレイジーホース」の「クレイジーパリショー」の舞台でした。
元々は単に「マカオ劇場」と呼ばれていましたが、ポルトガル国王ペドロ5世に敬意を表して現在の名前で呼ばれるようになりました。
ホールは350人収容の、こじんまりとした劇場です。
現在でも実際にコンサートや音楽会、演劇の会場として利用されています。
劇場内も見学OK!
この投稿をInstagramで見る
特にイベントが行われていないときは、劇場の中を見学できます。
外観だけでも素敵ですが、時間があればぜひ劇場内も見学してみてください。
クラシカルな照明や座席など、古さを感じさせるものの、長い間大切に使われていることがよくわかります。
いつかここでショーを見てみたい、と思わせる美しい劇場です。
行き方・アクセス
セナド広場から徒歩5分
聖オーガスティン広場から徒歩1分
施設情報
ドン・ペドロ5世劇場
崗頂劇院(伯多祿五世劇院)
Dom Pedro V Theatre
住所:崗頂前地
開放時間:10:00~18:00
定休日:火曜 マカオの祝日は開館
入場無料
美しい劇場を楽しもう
世界遺産ドン・ペドロ5世劇場は、上り坂の上にあり、中国人観光客が少ない静かな穴場です。
ゆっくり見学を楽しめる、おすすめの観光地です。
タイミングが合えば、ここで開催されるショーを見るのも貴重な体験になりますよ。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)