ドンキホーテマカオ1号店オープン安い?高い?日本ロスで人気爆発!

202199日、Don Don Donki(ドンドンドンキ)マカオ1号店が、中国国境からほど近いマカオ半島北部のファイチーケイというエリアにオープンしました。

日本が恋しいマカオ市民で殺到しました。

オープン時の様子や、マカオ初のドンキについて紹介します。

 

情報は20211021日現在のものです。

 

ドンキオープン前日にお店に招待していただいたので、お買い物&店内チェックしてきました。

その時の様子をYouTubeにアップしています。ぜひご覧ください!

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海外展開が進むドンキ

実はドンキは香港、台湾、タイ、マレーシア、シンガポールなどのアジアを始め、ハワイやカリフォルニアにもお店を展開しています。

すでに香港には8店舗あり、今月末には回転寿司のSen Sen Sushi(鮮選寿司)がオープンするほどの人気です。

香港には2030店舗出店するつもりだということで、日本人にとってはありがたい話です。

マカオは香港と比べると50分の1の面積しかありませんので、まず1店舗できただけでも嬉しいです。

 

コンセプトは本物の日本

商品はメイドインジャパン、日本プロデュースのみにこだわった品揃えで、「本物の日本」がコンセプトです。

日本のドンキホーテと決定的に違うのは、食品がメインなところです。

おなじみの雑貨や化粧品なども、もちろん豊富にありますが、半分以上は日本の食品を扱っています。

 

日本ロス!マカオ地元民の期待大

マカオ市民は日本好きな方が多いです。

毎年日本旅行を楽しみにしているという人にもよく出会います。

マカオで日本語を学びたいという人の大半は、「旅行で日本語を使いたい」というのが1番の理由です。

コロナ禍で2年以上日本へ旅行へ行けないということもあり、日本ロスを感じている方が多く「マカオにドンキができる」というのは、地元民の間で大きな話題となりました。

 

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入店待ちの長蛇の列

実際オープンしてからしばらくは、深夜まで入店待ちの長蛇の列が確認されています。

インスタやYouTubeでも、ドンキ来店レポを上げるマカオ市民が多く、ドンキ開店は一躍マカオのトレンドとなりました。

大勢の来客に対応するため、レジはなんと50台以上あり、今後観光が盛んになっても十分に対応できるポテンシャルを見せつけています。

 

マカオのドンキに行ってみた

マカオのドンキは2,000㎡の広さでワンフロア。24時間営業です。

売り場の中でも、ぶどうや桃などの高級フルーツや和牛、大トロなどのお寿司やお刺身といった高級食材が特に目を引きました。

日本の野菜を扱うコーナーでは、これまでマカオ未入荷だったみょうがや本わさび、豆苗や水菜などの和野菜が上陸し、在住日本人や日本ツウのマカオ市民に好評でした。

豆苗の水栽培に初挑戦した、というSNSの投稿も見かけました。

 

こういった生鮮食品やお酒類、冷凍食品のほか、お菓子や調味料、インスタントラーメンなど定番の人気食品も多いです。

店舗のオープンキッチンで作るお惣菜や、日本でも人気の焼き芋などの屋台コーナーもあり、日本の食文化を体験できるというのを売りにしています。

電子レンジで食品の温めや、持ち帰り用の氷を用意してあるのはマカオ初の試みとなり、消費者にとっては大変ありがたいです。

そのほかドンキ定番の化粧品や雑貨にもマカオ未上陸のものが多数あり、マカオ在住日本人や、日本ツウのマカオ人から喜びの声を聞きました。

 

日本ドンキとの共通点と相違点

日本のドンキと同じだと感じたのは、POPやキャラクターのドンペンくんです。

広東語で日本と同じフォント、同じ雰囲気のPOPが並んでいて、懐かしさを感じました。

ジャングルのような店内装飾にも、ドンキらしさがあふれています。

おなじみのドンキの歌、耳に残るテーマソングは、日本語バージョン、広東語バージョン、英語バージョンの3種類が流れています。

日本のドンキとの一番の違いは食品の割合が多いところです。食品が、売り場全体の7割程を占めます。

生鮮食品売り場やお総菜コーナーは、通路も広々としていて、イオンのような雰囲気です。

マカオのドンキは売り場面積が広いこともあり、通路もカートを押して歩けるくらいの広さがあります。

日本のドンキのような、所狭しと物があるカオス感や、独特のジャングル感は薄いです。

1度のお買い物で1~2万円分買う人も少なくなかったようなので、カートを押せるだけの余裕を確保したのでしょう。

 

マカオのドンキは安い?

シンガポールやマレーシアでは、日本食品の価格破壊!まさに驚安の殿堂!と話題になったそうですが、マカオではどうでしょう?

実はマカオのドンキはそれほど安くありません。

 

食品はカップラーメンやお菓子など、マカオのスーパーなどですでに流通しているものも多く、これらは地元小売店よりも少し高い価格設定でした。

特に高級ブランド食材に力を入れているため、マカオのドンキは日本での「安売りのお店」というよりも、日系百貨店のデパ地下と比べるような「日本ブランド特化のお店」です。

他のお店にないものは、少々値段が張っても欲しいと思いますが、そうでなければ並んでまでここで買う必要もないと感じます。

 

例えばインスタントラーメンのうまかっちゃん5袋入りが700円以上で売っているのを見かけて、福岡では200300円なのにと驚きました。

同じ福岡のラーメンなら、マルタイの棒ラーメンが地元スーパーで2人前200円ほどで買えるので、私は引き続きマルタイをひいきにしていきたいと思います。

お惣菜は、オムライスや焼き鳥など、ローカルのお店でもっとボリュームのあるものが出来立てで食べられるので、割高なここのお弁当を買う人がどのくらいいるのかな?と感じました。

特に「のり弁750円」は、安くてうまいのり弁の良さを殺してしまっているなあと残念に感じました。

 

今後の成長に期待

日本ロスのマカオでオープンしたドンキホーテこと Don Don Donki(ドンドンドンキ)1号店。

大きな話題を呼び、「ドンキ行った?」が友人や家族の間で合言葉になるほどでした。

地元民の日本愛を感じる人気のほどで、マカオ在住日本人として嬉しく思います。

今後、地元の人の購買行動に合わせて品揃えなども変わってくると思うので、変化に注目していきたいと思います。

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