毎年11月の風物詩としてマカオ市民に愛されている美食の祭典、マカオフードフェスティバル。
行ってみたいけど、予算はどのくらい必要?どのくらい混む?などの疑問に、マカオ在住10年以上のマカオ政府公認ツアーガイドが答えます。
ちなみに今年は3回行き、家族でたっぷり楽しみました。
※情報は2020年11月現在のものです。1MOP(マカオパタカ)=約13円
予算は1人1,300円が目安
マカオフードフェスティバルの予算の目安は、100MOP(約1,300円)です。
何を食べるかによって予算は変わりますが、そこそこ手頃に楽しめます。
100MOPは、飲茶ランチとおよそ同程度の予算です。
ご飯ものを中心に食べれば比較的安価で満腹になりますし、串焼きや鉄板焼き等をメインに食べた場合はもう少し予算がかかります。
私たちはほとんどお酒は飲みませんでしたが、お酒が好きな方はもう少し予算を見積もった方がいいでしょう。
また最終日にはマカオビールや青島ビールなどの手頃な地ビールは売り切れていたので、現地の名物ビールを味わいたい場合は、早めに訪れるのがおすすめです。
来場1回目
1回目は家族3人で訪れて、たっぷり満喫しました。
- えび6尾+チーズ焼きロブスター半身セット(BBQ) 80MOP
- 和牛鉄板焼き 50MOP(鉄板焼き)
- あさりの白ワイン煮込み(イタリアン) 40MOP
- ミニピザ(イタリアン) 10MOP
- 濃厚鶏だしワンタンスープ(上海) 30MOP
- 紅豆餅(上海) 15MOP
- イチゴ丸ごとシャーベット(日式) 40MOP
- ジェラートW(日式) 25MOP
- 計295MOP(約3,850円)
マカオローカルのキャッシュレスシステム、Mpay利用で割引が40MOP(約520円)分あったので、お得でした。実質255MOP(約3,300円)です。
来場2回目
2回目は、前回食べたかったけれど、お腹いっぱいで食べられなかったものを狙って、5歳の息子と2人で訪れました。
- 唐揚げオムライス(日式) 50MOP
- ミニピザ(イタリアン) 10MOP
- 冰糖葫蘆(いちごあめ)(中国) 25MOP
- 計85MOP(約1,100円)
今回は割引は利用なし。
オムライスはボリュームたっぷりで、息子とシェアしても十分満足できました。
来場3回目
最終日だったので混雑を予想して、家族3人でサクッと食べて帰りました。
- バターチキンカレー+ビリヤニ(インド) 55MOP
- ミニピザ(イタリアン) 10MOP
- ジェラートW(日式) 25MOP
- ハイネケン缶 15MOP
- 計105MOP(約1,370円)
Mpayでの割引は10MOP(約130円)で、実質95MOP(約1,240円)でした。
インド料理店のメニューは盛りが多くて、大人2人でシェアしても十分満足感がありました。
ちなみに、息子はピザが大好きで、毎回必ず食べます。
公式100MOPチャレンジ!
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マカオフードフェスティバル公式Instagramアカウントでは、100MOPで食べられるおすすめメニューの組み合わせを紹介していました。
- 港式ホットミルクティー(香港マカオ) 10MOP
- 海南チキンライス(シンガポール) 30MOP
- 酸菜魚(四川風ピリ辛魚鍋)(四川) 25MOP
- 鶏手羽の串焼き(BBQ) 10MOP
- 芝麻糊(ごま汁粉)(広東) 20MOP
- カレーおでん(B級グルメ) 5MOP
- 合計100MOP(約1,300円)
バラエティ豊かな食事に加えて、ドリンクとデザートまで楽しめますね。
大満足の内容です。
混雑具合は?
私たちが行った1回目、2回目は平日でしたが、19時過ぎから混雑してきました。
空いている座席を少し探さないと、座れないほどです。
3回目は週末でフェスティバル最終日ということもあり、18時過ぎには座席がほとんど埋まってしまいました。
早めの来場がおすすめ
参加は基本的にマカオ市民だけとなる今年でも、会場はなかなかの混雑ぶりでした。
例年のように通常開催される場合は、もっと多くの方が訪れます。
平日は17時~、金土日は15時~、会場はオープンしていますので、混雑する週末は特に早い時間の来場がおすすめです。
注意した方がいいこと
- 混雑するので、スリにあわないよう細心の注意を払いましょう。
- 現金は使えません。マカオパスをコンビニで購入しておくとスムーズです。
- 子どもは汚れてもいい服を着せておきましょう。
- 持ち帰りを考えている場合は、ビニール袋等汚れても構わないバッグがあるといいです。
ガイドのおすすめフード!
マカオフードフェスティバルでは、おいしいものがたくさんあるので、何を食べたらいいのか、迷う方も多いと思います。
お任せください。
毎年マカオフードフェスティバルに通っているガイドが、おすすめのフードやお店を紹介します。
BBQ、串焼き
ロブスターや串焼き類は、鉄板の人気です。
行列ができている店を選べば、間違いありません。
中華
中華は手頃でバラエティ豊か。
地元料理の広東のほか、上品な上海やスパイシーな四川も楽しめます。
小炒と呼ばれる一品料理も豊富で、おつまみにも最適です。
中華では、蛇スープやゴカイの炒飯など、広東ならではの攻めたメニューも見つけることができます。
エスニック
タイやシンガポール、インドなどのスパイシーな料理もおすすめです。
どれも本格的で、食べた瞬間、口の中に異国の風が吹きますよ。
間違いないおいしさです。
デザート
マカオフードフェスティバルには、デザートエリアが設けられているくらい、甘いものに力を入れています。
中華の定番、牛乳プリンや糖水(お汁粉)のほか、本格ジェラートも人気です。
開催年によってタピオカやパンケーキ、人形焼きなど、出店のラインナップから流行を知ることができます。
ガイドおすすめのお店
マカオフードフェスティバルに毎年出店している常連の中から、私が必ず立ち寄るコスパ抜群でおいしい、おすすめのお店を紹介します。
マカオ在住の日本人も、フードフェスティバルで活躍しているんですよ。
- 四五六上海酒家:リスボアホテルから出店。上質な上海料理を手頃に楽しめるチャンス!
- La Gondora:コロアン島チョクワンビーチの穴場イタリアン。イカ1杯をそのまま串焼きにした、ワイルドなイカの姿焼きがおすすめ。
- Cafe Little Tokyo:日本人経営のカフェ。オムライスやオムそばなど、日本の味にほっとします。
- KIKA:ミシュランでも紹介された、日本人が活躍するジェラート店。静岡茶を使った抹茶やほうじ茶味、マカオらしいセラデューラ味がおすすめ。
マカオフードフェスティバルを楽しもう!
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屋台料理を気軽に楽しめるマカオフードフェスティバルは、地元のマカオっ子にも大人気です。
台湾のような夜市の文化がないマカオでは、フードフェスティバルが年に一度のお祭りとして親しまれています。
11月のベストシーズンに、夜風に当たりながらお祭り気分での食事は最高ですよ。
ぜひ11月にマカオを訪れる際は、フードフェスティバルを訪れてみてくださいね。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)