年に1度だけ、マカオのいわゆる首相官邸が市民に開放される「政府本部開放日」。
今年は、10月17~18日の週末に行われました。
見学に行ってきましたので、見どころを紹介します。
例年以上のにぎわい
今年はなかなか旅行に行けない分、マカオ内のイベントにはたくさんの人が訪れていると感じました。
私は午前中に行ったのですが、すでに長蛇の列ができていました。
入場の際は、マカオ健康コード(Webでの健康報告)と検温、手荷物チェックが行われました。
傘と自撮り棒は持ち込み禁止で、入場前に傘置き場に置いていかなければなりませんので、注意してください。
当然ながら入場中は飲食禁止です。
入場すると、記念品がもらえます。今年は(昨年も)絵葉書でした。
ニュースでよく見るあの場所に感動
建物に入ってすぐの場所にあるのは、記者会見の会場です。
今年は特にコロナ関連のニュースでよく見ました。
記念撮影をする人も多かったです。
懐かしのマカオ写真
趣がある古いマカオの写真がたくさん飾ってありました。
1950~70年代くらいでしょうか。
水上マーケットやかつてのセナド広場など、のどかな雰囲気が伝わってきました。
博物館で見るようなモノクロの写真に、見入っている人が多かったです。
応接間とフラワーアレンジメントが見どころ
政府本部は、なんといっても豪華な応接間が見どころです。
美しいフラワーアレンジメントも、毎年楽しみにしています。
蓮花の間
蓮花(ハスの花)の間は一見シンプルなんですが、実は天井の照明に仕掛けがあります。
マカオの旗になっている、ハスの花がデザインされているんです。
遊び心がありますね。
踊り場のフラワーアレンジメント
2階に上がると、大きなテーブルに飾られたフラワーアレンジメントが目に入ります。
毎年見どころの1つなんですが、今年は写真映えを意識した額縁デザインでとても素敵でした。
緑の間
緑の間は、インテリアの色合いが落ち着いています。
立派なソファとそれぞれにマイクがついているので、会談が行われる場所でしょう。
黄色の間
黄色の間は、木のアレンジメントとシャンデリアが素敵でした。
カーペットが優しい黄色です。食事前のカクテルパーティー会場でしょうか。
藍の間
応接間の中でも一番美しいのは、やはり藍(青)の間です。
ポルトガルタイルのアズレージョがインテリアに施されていて、マカオらしさを表現しています。
テーブルのアレンジメントが秋らしくて、とてもかわいらしかったです。
ここは会食の会場として利用されます。
見逃せない中庭のフラワーアレンジメント
建物のお部屋は毎年変わりませんが、華やかな中庭の飾り付けはこれだけでも訪れる価値があります。
写真によく映える、かわいいピンクの建物をバックに写真を撮るのもおすすめです。
池には大きな錦鯉がたくさんいて、子どもたちがとても喜んでいました。
今年は、SNS映えしそうな世界遺産の形のネオンがかわいかったです。
花壇には蝶の形の大きなアレンジや、ハート型で水が流れるアレンジなどがあり、毎年卓越した造園技術に驚きます。
花や写真好きの方におすすめ
年に1度ということで、旅行中にもしタイミングが合えばラッキーというイベントです。
普段は見られない貴重な機会ですので、訪れてみる価値はあると思います。
蘭や紫陽花など、マカオらしい季節の花に囲まれて、幸せなひとときでした。
お花や写真が好きな方は、特におすすめします。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)