香港マカオは、風水が盛んなことで有名です。
富豪の家屋やカジノなど、様々な場所に風水の片鱗をみつけることができます。
世界遺産エリアの観光スポット盧家屋敷(英語名:ロウカウマンション)は、マカオの初代カジノ王の邸宅です。
盧家屋敷(ろけやしき)の見どころやアクセスなどの観光情報を紹介します。
マカオの初代カジノ王・盧華詔ロウワシオ
中国広東省出身の貿易商、盧華詔(ロウ・ワシオ)はマカオで最初のカジノ王でした。
銀行、カジノ、質屋を営み、晩年は慈善事業として病院サービスの分野で括約しました。
彼は盧家の9番目の子どもだっただめ、「盧九(ロウ・カウ)」と呼ばれていました。
子だくさんですね!
ロウカウさんの息子を盧廉若(ロウ・リムイオック)と言い、彼がロウリムイオック公園を作りました。
東西文化の交流地点
ロウカウマンションは、聖ポール天主堂や聖ドミニコ教会とカテドラルの間にあり、クリスチャン・シティの真ん中に建っている中国建築です。
1889年の建築で、2階建てに灰色レンガの外壁など伝統的な中国式の建築でありながら、インテリアや建築技術には西洋と東洋の両方がぜいたくに用いられました。
盧家屋敷は建造物としての価値と、その芸術性の高さから、保護・保全の対象です。
マカオでの東西文化の融合を示す重要なポイントとして、世界遺産の見どころになっています。
金運アップの風水
お屋敷には、あちこちに金運アップのための風水が仕掛けられています。
風水や占いを信じていない方にとっても、このような意匠は美しく、中国の文化や風習を知ることができる興味深い部分です。
富豪の自宅に欠かせない、風水のポイントをチェックしてみましょう。
雨が降り込んでくる中庭
風水で「水」は「お金」を表します。
つまり、雨は天から降り注ぐお金を象徴しているんですね。
そこで雨(お金)が家の中に降り込むように、小さな中庭が作られています。
盧家屋敷は鄭家屋敷ほど大きくないので、コンパクトサイズですが、しっかりと空が見える吹き抜けです。
美しい透かし彫りは必見!
屋内のインテリアは、小鳥や植物など色々な意匠があって楽しいのですが、中でも見逃せないのは、「富貴栄華」の透かし彫りです。
中国人らしいゲン担ぎの言葉を、インテリアに取り入れる感性が、おしゃれで面白い見どころになっています。
アクセス・行き方
セナド広場から徒歩3分。
カテドラルから徒歩1分。
カレ―おでんやタピオカミルクティー、ジェラート店など、B級グルメが並んだ通りにあります。
施設情報
盧家屋敷
盧家大屋
Lou Kau Mansion
住所:大堂巷7號
開放時間:10:00~18:00(17:30入場停止)
月曜休館(マカオの祝日の場合は開館)
盧家屋敷は芸術性が高く美しい建築物
盧家屋敷は、風水や美しい建築意匠など、たくさんの見どころがある、マカオ最初のカジノ王の家です。
こじんまりとして小さいながら、普段は中国の伝統芸能を紹介するイベントなども行われています。
セナド広場から近く、観光に便利な立地にありますので、近くまで来た際にはぜひ足を運んでみてくださいね。
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以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)