旅行をする際に、ホテル選びは重要なポイントです。
マカオにはカジノを有するホテルだけでも40か所ほどあり、どこを選んだらよいのかわからないという方もおられると思います。
実際に自分で宿泊したり、お客様をご案内した中で、満足度の高いおすすめのマカオのホテル を6軒、目的別に紹介します。
※情報は2020年1月更新。
コタイ地区でリゾートライフを満喫
大型カジノホテルが立ち並ぶコタイ地区は、リゾート気分を満喫するのに最適です。
プールやスパ、ショッピングやアフタヌーンティーなど、都会的な楽しみ方がよく似合います。
暑い季節が長く続くマカオで、ホテルから出ずにのんびり旅をエンジョイできるのが、大型リゾートの魅力です。
ベネチアンマカオ
マカオで最初のメガ・リゾートとして有名なベネチアンマカオは、全室スイートタイプの広々としたお部屋が魅力です。
70平米以上のお部屋にはソファのあるリビングエリア、ベッドエリア、大理石のバスルームなどがあり、ぜいたくな気分になれるゆったりとした作りです。
2017年に全室リノベーション済みで、家具も調度品も一新しました。
イタリアの水の都・ベネチアの街を再現したショッピングモールも人気です。
よく映画やテレビの撮影に使われています。
天井に描かれた空の絵や、運河に浮かぶゴンドラは、思わずシャッターを切りたくなる美しさです。
ベネチアの街を再現した3階のショッピングモールには、500店舗以上のお店が軒を連ね、平日は夜11時、金土は深夜12時までお買い物が楽しめます。
東京ドーム1個分ほどの巨大なカジノとカジノ内のレストランは、24時間営業です。
どんなライフスタイルの方でも、時間を気にせず思いのままに過ごせます。
ただし大変大きなホテルのため、足の悪い年配の方にはおすすめしません。
ロビーから客室まで10分以上かかることもあります。
また人気のランドマークでもあるため、宿泊客以外にも大変多くの人が連日訪れます。
おすすめポイント
・優雅な気分になれるスイートタイプの客室
・1日中過ごしても物足りないほど大きなショッピングモール
・コタイ地区の中心にあり、タイパ・コタイ地区の散策に最適な立地
マイナスポイント
・とにかく広大な敷地
・人が多い
・トイレが詰まることがまれによくある
パリジャンマカオ
パリジャンマカオは2016年に完成したホテルで、パリをテーマにしています。
本物の半分の大きさで造られたエッフェル塔や、コンコルド広場にある「海の噴水」を模したロビーの大きな噴水が印象的な、マカオの新しいランドマークです。
客室は33平米以上で、落ち着いたおしゃれなインテリアです。
かわいらしい子ども向けの設備が整った、家族向けのファミリールームもあります。
パリのギャラリー・ラファイエットやアーケードを意識したショッピングモールには、パリの広場になぞらえた空間があり、歌やダンスなどストリートパフォーマンスのショーが度々行われています。
ベネチアンと同じサンズ ・リゾートの経営で、屋内の連絡通路を通って外に出ずにホテル間を行き来することも可能です。
エッフェル塔には実際に上って景色を楽しむことができます。
周囲の建物がライトアップされる日没後が特におすすめです。
そのほか子供向けのアトラクション「QUBE KINGDOM」や、ホテルプールの他に有料のプールリゾート「アクアワールド」があり、家族連れでもしっかり楽しめるホテルです。
おすすめポイント
・家族連れで楽しめる設備が多い
・大道芸や音楽のショーなどが楽しめる
・新しくきれいな建物
マイナスポイント
・観光エリアから少し離れている
ホテルオークラマカオ
ホテルオークラは、ギャラクシーマカオに6つあるホテルの1つです。
ギャラクシーマカオには、大きなショッピングモールにDFS、プールリゾート、映画館など様々な設備があります。
特に、プールを楽しむなら「グランド・リゾート・デッキ」がおすすめです。
マカオ随一の大きさのプールリゾートは、575mの流れるプールや、波の出るプールに白砂を運び込んだ人工ビーチが目玉で、お天気が良ければ最高に楽しめます。
子ども用のプールも充実しており、1日中遊んでも遊びきれないほどです。
雷の日には屋外プールのグランド・リゾート・デッキは閉鎖されますが、肌寒い日や雨の日でもホテルオークラなら屋内プールがあります。
悪天候に悩まされる心配なく、水遊びを楽しめます。
オークラはマカオで唯一の日系ホテルです。
ロビーには着物を着た日本人スタッフが常駐していますので、質問したいときや困ったときに、外国語が話せなくても安心です。
オークラはマカオで最初に客室にウォシュレットを完備しました。海外旅行中でも快適に過ごせます。
客室は46平米以上で余裕があり、どことなく和風なインテリアに、ほっとした気持ちになれるでしょう。
おすすめポイント
・日本人スタッフが常駐している
・全室ウォシュレットを完備
・屋内プールがある
マイナスポイント
・ホテル内にスパがない(隣接するバンヤンツリーホテルのスパがおすすめです)
マカオ半島で世界遺産観光を楽しむ
観光を満喫したいなら、マカオ半島に宿泊するのがおすすめです。
マカオ半島なら世界遺産を始め、多くの観光地に歩いて行くことができます。
マカオの歴史と文化を楽しむのに最適な、便利な人気のホテルを紹介します。
リスボアホテル
リスボアホテルはマカオの中心エリアに位置します。
世界遺産「セナド広場」から徒歩10分弱で、観光の拠点として最適です。
「マカオのカジノの始まりどころ」と称される建物は少々古いですが、客室は帝国ホテルのようなアンティーク風のかわいらしいインテリアで、女子旅にもおすすめです。
グランドリスボアやウィン、質屋などの夜景スポットも徒歩圏内で、朝から晩まで楽しめます。
ベーカリーはおいしいと人気で、地元の人もよく買いに行きます。
レストランはミシュラン1つ星の広東料理や、24時間営業のカフェ、本場の味が楽しめるポルトガル料理など、グルメな方も思わずうなる、さすがのラインナップです。
おすすめポイント
・世界遺産や夜景観光に便利
・バスターミナルが近く交通至便
・食事がおいしい
・カジノ王の趣味で集めたという豪華な屋内の装飾品の数々も見どころ
マイナスポイント
・建物が比較的古い
・増築を繰り返した建物内は迷路のようで迷いやすい
ソフィテル
ソフィテルマカオ・アット・ポンテ16は、世界遺産セナド広場から徒歩10分強の海沿いに面するホテルです。フランス系のホテルグループで、ロクシタンの製品を使ったSo Spaを有しています。ブッフェやフランス料理、広東料理のレストランもコスパが高く人気です。
周辺にはローカル色の色濃く残る十月初五日街やストリートアートがおしゃれな司打口など内港エリアがあり、ディープなマカオを体験できます。
おすすめポイント
・世界遺産観光に便利
・レストランやスパもおすすめ
・ディープなローカルスポット探索におすすめ
マイナスポイント
・渋滞に巻き込まれやすい立地
ロイヤルホテル
ロイヤルホテルは、グランドリスボアと住宅街の対比が印象的な写真が撮れると話題の、東望洋新街からすぐの場所にあります。
ラザロ地区や世界遺産エリア、ウィンなどの夜景スポットも徒歩圏内です。
世界遺産「ギア灯台およびギア聖母礼拝堂」も徒歩圏内ですので、世界遺産30か所全制覇を狙う方にもおすすめできます。
ベーカリーは、マカオ内のスタバにパンをおろしていて、そのおいしさはお墨付きです。
ポルトガル料理や、上海料理のレストランもおいしく、地元の人も足しげく通います。
客室はそれほどぜいたくではありませんが、プールやジムも備えており、必要十分。
コスパの高いホテルです。
おすすめポイント
・徒歩圏内に絶景ポイントが多い
・世界遺産30か所全制覇を狙うならイチオシ
・ベーカリーやレストランもおすすめ
マイナスポイント
・コタイ地区まで距離がある
・客室にぜいたく感はない
目的に合わせて最適なホテルを選ぼう!
マカオ旅行におすすめの、本当に人気があるホテルを目的別、エリア別に紹介しました。宿泊エリアやホテルによって、滞在の楽しさや観光の気楽さが変わってくると思います。マカオに住んで、日々お客様を実際にホテルへ案内しているからこそわかる情報をまとめましたので、ホテル選びの参考にしていただけると幸いです。
どのホテルにするか悩んだら、世界中のホテル予約サイトを一括比較【ホテルズコンバインド】でホテル探しがおすすめです。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。 地球の歩き方 マカオ 2018~2019 以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。 マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。 CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ) ことりっぷマカオ'19