2019年12月10日に、マカオLRT(ライトレール)が開業しました。
マカオ初の鉄道の完成で、観光がさらに楽しく便利になると期待大です。
私も家族で乗ってきました。乗り方や路線、料金、おすすめの駅周辺情報などを紹介します。
※情報は2020年1月更新。1MOP(マカオパタカ)=約13.5円
マカオLRTとは?
ゆりかもめのような無人軽軌鉄道で、今回タイパ~コタイエリアの11駅9.3㎞区間がオープンしました。将来的にはマカオ半島までつながる見通しです。
安全ですか?
日本の三菱重工と伊藤忠商事が、システムを約633億円で受注しました。
日本の車両システムなら安心ですね。
運営は香港のMTR(地下鉄)の会社が行っています。
車両トラブル?
実は12月22日に、列車が駅の所定位置に止まらず、通過扱いになるトラブルが起きました。
原因はマニュアル操作をしていたためで、その後の運行や乗客の安全には特に問題ありませんでした。
路線図
今回開通したタイパ線は、海洋駅からタイパフェリーターミナルまでです。
空港やフェリーターミナルに直結しており、コタイ地区の各ホテルへのアクセスが向上しました。
海洋駅からタイパフェリーターミナルまで、約22分です。
営業時間
始発:6:30
最終:月~木 23:15
金土日とマカオの祝日 23:59
時間は海洋駅とタイパフェリーターミナル駅それぞれの出発時間です。
頻度は、5~7分に1本です。
料金
2020年1月31日までは無料です。
それ以降は、
- 3駅以内 6MOP(約80円)
- 6駅以内 8MOP(約110円)
- 10駅以内 10MOP(約140円)
年齢に関係なく身長100㎝未満の子どもは無料。
必ず保護者同伴で乗車すること
11歳以下と65歳以上はそれぞれ半額(3~5MOP、約40~70円)
※年齢確認のためパスポート要持参
ICカード「輕軌通(LRTカード)」利用でそれぞれ半額(3~5MOP、約40~70円)
※路線バスのICカード「澳門通(マカオパス)」は利用できません。
乗り方
乗車にはトークンを利用します。香港スターフェリー乗船のときに使うので、香港ファンにはおなじみですね。
12月中は駅でトークンを無料配布しています。
改札を入る際に、トークンをタッチします。
改札を出る際は、自動改札にトークンを入れる場所があるので、そこに入れます。
乗ってみた感想
乗ると、結構速いスピードが出ます。車内は広々とスペースがとってあり、香港の地下鉄と同じ雰囲気です。
手すりなどつかまるところが少ない印象を受けたので、座席に座れなかった場合や、小さいお子さんや年配の方がいる場合は気をつけてください。
おすすめの駅と周辺観光情報
マカオLRTでおすすめの駅を紹介します。
今回私は、「馬會駅~排角駅」と「蓮花口岸駅~排角駅」の区間に乗りました。
LRTの開業で、タイパビレッジやコタイ地区の各カジノリゾートが、ぐっと観光しやすくなったのが利点です。
特にウィンパレスとスタジオシティは駅近で利用しやすく、とても便利になりました。
ただ、ベネチアンに関しては「路氹西駅」から距離があります。
ちょっと不便ですので、空港やフェリーターミナルから、ホテルのシャトルバスを利用する方がいいでしょう。
排角駅
ギャラクシーやタイパビレッジの目の前で、観光に便利です。
ギャラクシーまで徒歩5分
タイパビレッジまで徒歩5分
タイパハウスミュージアムまで徒歩15分
蓮花口岸駅
スタジオシティとロータスブリッジの目の前にあります。
スタジオシティは、観覧車などのアトラクションが充実していておすすめです。
◆スタジオシティの見どころについては、こちらの記事をご覧ください。
スタジオシティマカオのおすすめ写真映えポイント3選 – マカオ鴛鴦茶通信
マカオの光輝く8の字観覧車「ゴールデンリール」で絶景開運! – マカオ鴛鴦茶通信
スタジオシティまで徒歩1分
パリジャンまで徒歩10分
サンズコタイセントラル(シェラトン側)まで徒歩15分
路氹東駅
ウィンパレスの噴水の目の前にあります。夜は特に噴水がきれいでおすすめです。
ウィンパレスまで徒歩1分
MGMコタイまで徒歩5分
シティ・オブ・ドリームス(グランドハイアット側)まで徒歩5分
サンズコタイセントラル(セントレジス側)まで徒歩10分
マカオLRTは大人も子供も楽しめる便利な交通機関
マカオに新しく開業したLRTは、電車好きの大人や子供はもちろん、便利かつ快適に観光したい旅行者にもぴったりです。
乗り方は簡単ですので、ぜひ一度体験してみてください。
それぞれの観光プランに合わせてLRTを上手に利用して、マカオ旅行を楽しみましょう。