急激に世界中に広がった新型肺炎について、マカオの現在の状況をまとめました。
旅行やお出かけの参考になれば幸いです。
今後も状況の変化に応じて更新していきます。
※情報は4月8日更新。1MOP(マカオパタカ)=約13.5円
1RMB(人民元)=約16円
- マカオの新型肺炎感染者数まとめ
- 現在進行中のマカオの新型コロナウイルス防疫対策
- 過去の防疫対策
- マカオのマスク事情は?
- マカオはゴーストタウンになった?
- どうやって新型コロナウイルスによる武漢肺炎を予防する?
- マカオの現状を正しく理解して感染症を予防しよう!
マカオの新型肺炎感染者数まとめ
現在44名(内10名退院済み)
1月22日 1名(武漢からの旅行者)
1月23日 1名(武漢からの旅行者)
1月26日 3名(武漢からの旅行者)
1月27日 2名(武漢からの旅行者)
2月2日 1名(マカオ居民)
2月4日 2名(マカオ居民)
以上10名退院済み
3月16日 1名(ポルトガルから帰国の外国人労働者)
3月17日 4名(商用目的で来訪のスペイン人、イギリス留学中のマカオ居民、インドネシア・フィリピンから帰国の外国人労働者)
3月18日 2名(イギリスから帰国のマカオ居民、インドネシアから帰国の外国人労働者の息子)
3月21日 2名(アメリカから帰国のマカオ居民親子)
3月22日 1名(イギリスから帰国のマカオ居民)
3月23日 5名(イギリス・アイルランドから帰国のマカオ居民、インドネシアから帰国の外国人労働者の夫)
3月24日 4名(イギリスから帰国のマカオ居民)
3月26日 2名(米国・英国の後マカオを訪問したオーストラリア人、アメリカから帰国のマカオ居民)
3月27日 2名
3月28日 2名
3月29日 2名
3月30日 1名
3月31日 1名
4月1日 2名
4月3日 2名
4月4日 1名
4月4日までの新型コロナウイルス検査数は累計3,693例です。
1人目のマカオ居民は、武漢市を含む湖北省への渡航歴はありませんでした。
広東省珠海市の病院に1月10日~17日まで入院、
22日に広東省中山市の市場で家禽を購入、23日まで同市で過ごし、マカオに戻ったと報じられています。
27日にマカオ山頂病院で診察を受けましたがウイルスは検出されず、31日に病状が悪化しマカオ鏡湖病院に入院後、再検査により感染が発覚しました。
2人目のマカオ居民は、1月24日に1人目の感染者の自宅を訪れ4時間ほど過ごしました。
翌日から鼻水、咳、発熱の症状があったものの、体調は回復しています。
マカオ政府衛生局が濃厚接触者を追跡し、医療機関で検査を受けることを提案した結果、感染が発覚しました。
患者はしばらくマカオを離れていないと話していることから、最初の感染者の自宅を訪れた際に新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと思われます。
3人目のマカオ居民は、1月25日に広州へ日帰りし、翌日から鼻水、咳、発熱などの症状がありました。
2月3日にマカオ鏡湖病院を訪れ、2月4日にマカオ山頂病院で検査の結果新型コロナウイルスの感染が発覚したものです。
11例目の感染者となったマカオ在住外国人労働者は、1月30日からポルトガルに滞在し、3月13日にドバイ経由で香港空港から戻りました。
発熱や咳の症状があったため山頂病院を訪れ、検査したところ感染が発覚したものです。
12例目の感染者はスペイン人ビジネスマンで、マドリードからモスクワ、北京経由でマカオ入りしました。
空港の体温チェックに引っ掛かり、病院に運ばれ検査を受けたところ、陽性が判明しました。
13、16、20、21、23、24、26、28、29例目の感染者は、イギリス留学から帰国したマカオ居民です。
14、17、25例目の感染者は、母国に帰省していたインドネシア人労働者です。
15例目の感染者は、母国に帰省していたフィリピン人労働者です。
18、19例目の感染者は、アメリカ留学から帰国したマカオ居民とその母親です。
22例目は、アイルランドから帰国したマカオ居民です。
27例目は、イギリスから帰国したマカオ居民です。
30例目は、アメリカとイギリスの後にマカオに入境していたオーストラリア人です。
31例目は、アメリカ・ニューヨークから帰国したマカオ居民です。
10名治癒・かかった医療費
3月6日までに10人が治癒しています。
2月12日に2人全快、退院済。
- 武漢人Aの場合
- 16日間入院
- 医療費25,000MOP(約34万円)
2月13日に1人快復、退院済。
- 武漢人Bの場合
- 19日間入院
- 医療費52,000MOP(約70万円)
2月16日に2人回復、退院済。
- 武漢在住親子(母39歳)の場合
- 21日間入院
- 医療費43,000MOP(約58万円)
- 武漢在住親子(息子15歳)の場合
- 20日間入院
- 医療費22,000MOP(約30万円)
2月19日に1人回復、退院済。
- 武漢人C(66歳男性)の場合
- 28日間入院
- 医療費47,000MOP(約63.5万円)
2月25日に1人回復、退院済。
- 武漢人D(67歳)の場合
- 28日間入院
- 医療費47,000MOP(約63.5万円)
2月27日に1人回復、退院済。
- マカオ人A(56歳男性)の場合
- 24日間入院
- 医療費免除(指定伝染病疑いまたは確定のマカオ居民)
- 退院後、回復期間中も隔離観察措置
3月3日に1人回復、退院済。
- マカオ人B(29歳女性)の場合
- 29日間入院
- 医療費免除(指定伝染病疑いまたは確定のマカオ居民)
- 退院後、回復期間中も隔離観察措置
3月6日に1人回復、退院済。
- マカオ人C(64歳女性)の場合
- 34日間入院
- 医療費免除(指定伝染病疑いまたは確定のマカオ居民)
- 退院後、回復期間中も隔離観察措置
現在進行中のマカオの新型コロナウイルス防疫対策
人が多く集まるイベントを中止にしたり、一部の中国本土旅客の入境禁止措置を取っている他、交通機関も一部運休しています。
また公共の場所でのマスク着用を必須にしたり、建物に入場する際は体温測定を行うなど、防疫意識が高いです。
来ても入れません!入境拒否
3月18日からはすべての外国人が入境禁止となりました。
また3月19日より、感染した外国人労働者がマカオ外から戻ってくる例が多発したのを受け、現在海外に滞在している外国人労働者を入境禁止としました。
3月25日から、中国本土・香港・台湾居民に関しても、過去14日以内に外国に滞在したものは入境禁止となりました。
1月27日より、湖北省在住の旅客と14日以内に湖北省に滞在した人は、合法医療機関の医師が発行した「新型コロナウイルスに感染していないこと」を証明する書類を提出しなければ、マカオに入れません。
1月29日午後4時までに、520名がマカオ入りを拒否されました。
武漢救出大作戦!
3月7日、湖北省に取り残された57名を、マカオに送り届けるチャーター機が飛びました。
乗客のうち最年少は3か月の赤ちゃん、最高齢は77歳です。
ミッションは、航空クルー7名、医療チーム6名、政府関係者2名の計15名で行われ、全員が当日中に無事マカオに戻りました。
彼らは14日間隔離施設での医学観察を満了し、自宅で14日間の自主隔離をして過ごします。
マカオで隔離される場合にかかる費用は?
マカオで14日間の医学観察を受ける場合は、自費でホテルに滞在します。
宿泊費、食費、医学検査費用、合わせて8,750MOP(約12万円)です。
医学観察と隔離を拒否した場合には、強制措置が取られます。
では、どのような人たちがマカオで隔離されているのでしょうか?
現在の隔離状況
これまでに累計3,893人が医学隔離観察を受けました。
現在医学観察隔離を受けているのは1,469名です。
隔離に利用されたホテルは12軒で、部屋数は全ホテル合計で4,500室ほどです。
2週間の隔離が終わったホテルは消毒され、以降隔離に利用されることはありません。
- コタイ地区「ポウサダ・マリーナ・インファンテ」(4つ星、298室)
- マカオ空港直結「ゴールデン・クラウン・チャイナ」(4つ星、300室)
- タイパ島「リージェンシー・アート・ホテル」(5つ星、326室)
- コロアン島「グランド・コロアン・リゾート」(5つ星、208室)
- マカオ半島「メトロポール・ホテル」(3つ星、112室)
- マカオ空港近く「トレジャー・ホテル」(3つ星、400室)
- マカオ半島「サントンフォン・コマーシャル・イン・サウスウイング」(2つ星、89室)
- マカオ半島「グランド・ラパ」(5つ星、435室)
- マカオ半島「グランド・ハーバー・ホテル」(3つ星、90室)
- マカオ半島「ロイヤル・ドラゴン・ホテル」(3つ星、144室)
- マカオ半島「ハイアライ・ホテル」(2つ星、132室)
- コタイ地区「シェラトングランデ」(5つ星、4,000室中2,000室)
外国から戻って来たマカオ居民
3月27日より、マカオ居民も香港・台湾を含む海外から戻った場合は、例外なくホテルで14日間の医学隔離観察下に置かれることになりました。
ホテルで隔離されるのは無症状の人のみで、発熱や疑わしい症状が現れた場合は直ちに病院へ移送されます。
香港・台湾からやってくる中国・香港・台湾居民
香港、台湾からマカオを訪れる中国本土、香港、台湾居民は14日間の検査隔離対象となります。
日本を含む感染多発地域からの旅客(3/17より入境禁止)
現在海外旅行客は、入国禁止措置が行われています。
2月24日からは、韓国
2月28日からは、イタリア、イラン
3月10日からは、日本、フランス、ドイツ、スペイン
3月17日からは、中国、香港、台湾以外の全ての海外
を14日以内に訪れた旅客が、14日間の隔離観察対象となっています。
マカオ外から戻ってきた外国人労働者(3/19より入境禁止)
現在、労働ビザで勤務につく外国人労働者は入境禁止措置が行われています。
2月20日より、中国在住でマカオに越境通勤している労働者は、国境近くの施設で14日間隔離されました。
マカオに隣接している珠海市から入境する場合は、中国側のホテルに滞在し、問題がなければ照明を得てマカオに入境できます。
ホテル代、食費、医学検査費用は合わせて10,000RMB(約16万円)を超えないということです。
その後労働者がマカオで働き続ける場合は、中国の自宅に戻らずマカオに住む必要があるため、住宅の賃貸価格は急激に値上がりしています。
クルーズ船からの帰国者
2月20日にクルーズ船「ウエステルダム号」に乗船していたマカオ居民2人と、
2月22日に「ダイヤモンドプリンセス号」に乗船していたマカオ居民3人が、マカオへ帰国しています。
5人は経過観察のため、コロアン島の公共衛生臨床センターで隔離中です。
湖北省からの旅客
1月26日より、12月1日以降にマカオに入った武漢市を含む湖北省からの旅客を、警察の協力を得て強制隔離しました。
旅客は速やかに中国本土に戻るか、旅程の終了まで隔離施設で過ごすかを選びます。
初日は1,113名いましたが、2月18日に0人になりました。
3月7日より武漢から政府専用チャーター機で戻ったマカオ居民57名が隔離されていました。
彼らは2週間の医学検査隔離を終え、さらに2週間の自宅隔離に入りました。
感染多発地域からの旅行客に医学検査を実施
マカオフェリーターミナル近くのマカオフォーラムと、タイパフェリーターミナルでは、2月20日から陸・海・空からの便で訪れた観光客に医学検査を実施しています。
解熱剤を服用して体温検査をすり抜けるのを防ぐため、検査には6~8時間必要です。
対象は中国本土の10省3市
「広東省、河南省、浙江省、湖南省、安徽省、江西省、江蘇省、重慶市、山東省、四川省、黒龍江省、北京市、上海市」を、14日以内に訪れた旅客です。
3月12日から、ノルウェーが対象に追加されました。
マカオ居民については、毎日何度も国境の出入りを繰り返している人が対象となります。
検査人数は当初は1日合計2,000人程度でしたが、現在は計4,000人ほどです。
検査数の増加を受け、マカオ半島の検査場は国境関門近くの施設から、より大きなマカオフォーラムへ移りました。
公共交通機関・屋内施設でマスク着用を義務化
公共の交通機関である路線バス、LRT、タクシーでは、2月3日よりマスクの着用が義務化されました。
運転手は、マスクをしてない人の乗車を拒否することができます。
また屋内に入るときは、どこであれ必ずマスクを着用するようお願いが掲示されています。
銀行、郵便局、ホテル、スーパーなど、全てです。
レストランのスタッフは全員マスクを着用しており、スーパーマーケットのスタッフはマスクにゴム手袋でレジ打ちをしています。
建物内入場の際の体温検査実施
現在はホテル、レストラン、銀行など、建物に入場する際は、全員が体温検査を受けている状況です。
任意ではありますが、みんな進んで協力をしています。
交通機関の減便・運休
マカオと香港や日本などの諸外国を結ぶ、海と空の便は一部が欠航しています。
フェリー
- 香港の九龍(チムサーチョイ)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
- 香港島(上環)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
- 香港島(上環)ーマカオ(マカオ半島、タイパ)路線
- 香港空港ーマカオ半島路線
- 深セン空港ーマカオ半島路線
- 深セン蛇口ーマカオ半島路線
は全て運休しており、再開のめどは立っていません。
現在マカオと香港の往来が可能なのは、港珠澳大橋を利用した陸路のみです。
このバスは、2月8日から30~60分に1本と、大幅な減便を行います。
飛行機
武漢との直行便は運休。
中国本土のその他の都市や、台湾の複数都市、ベトナム、カンボジア(プノンペン)など、2月2日から8日にかけて154便がキャンセル。
日本とマカオの直行便を運航するマカオ航空は、
マカオと関空を結ぶ一部の便が、3月31日まで毎週土曜の週1便のみ。
マカオと成田・福岡を結ぶ便が3月31日まで運休。
【新型コロナウイルス】マカオ旅行は安全?ツアー・航空会社・入国制限まとめ
路線バス
市民が外出を控え利用者が減っているのに応じ、1月29日より多くの路線で減便・一部路線は運休。
臨時休校
幼稚園、小学校、中学・高校、大学は無期限の休校となりました。
ちょうど春節のお休みだった1月末から、休校が続いています。
再開は4月末から5月頃になるのではないかと言われていますが、まだ正式な発表はありません。
カジノリゾート内屋内施設クローズ
カジノ施設内の
- シティ・オブ・ドリームス「Kid’s City」
- サンズ・コタイ・セントラル「Qube2」
- パリジャン「Qube Kingdom」
など、ショーや子供用の屋内遊戯施設はクローズしています。
再開日は未定です。
ダンシングウォーターショー再開
シティ・オブ・ドリームスのショー
「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター(水舞間)」は、3月27日より上演再開です。
過去の防疫対策
マカオで、これまでに取られた防疫対策を紹介します。
マカオ内の全カジノを半月間閉鎖(2月20日再開)
2月4日に感染が発覚したマカオ居民がカジノの従業員だったことを受け、2月5日より15日間カジノを閉鎖しました。
これを受けてギャラクシーなどのカジノリゾートでは、レストランやスパ、プールなどの短縮営業や一時休業を発表しました。
2月20日0時より、カジノ営業を再開することが決定。
29か所が営業を再開しました。
マカオ内、41か所全てのカジノが営業を再開するまで、30日間の猶予が与えられています。
カジノのこれまでの対応
- 1月上旬 カジノ入口に体温測定装置が設置
- 1月22日 従業員のマスク着用を義務付け
- 1月27日 マカオ入境前14日以内に湖北省への滞在歴がある人の入場が禁止
- 2月1日 全てのカジノ入場客にマスクの着用を義務付け
- 2月5日 全てのカジノを15日間休業
- 2月20日 カジノ営業再開
コタイ地区含む複数のホテルが休業(2月20日一部営業再開)
2月25日までに合計29軒が休業しましたが、カジノの営業再開に合わせて、2月20日から16軒のホテルが営業再開しました。
2月6日から休業
グランド・ハーバー・ホテル(港湾酒店)
2月7日から休業
フォーシーズンズホテル(四季酒店)
コンラッドホテル(康萊德酒店)/サンズコタイセントラル(金沙城中心)
セントレジス(瑞吉酒店)/サンズコタイセントラル(金沙城中心)
ソフィテルホテル(十六浦索菲特大酒店)
2月9日から休業
レジェンドパレスホテル(勵宮酒店)
ロックスホテル(萊斯酒店)
※ともにマカオ半島のフィッシャーマンズ・ワーフ内
2月10日から休業
アルティラホテル(新濠鋒酒店)
2月14日から休業
MGMマカオ(美高梅酒店)
ロイヤルドラゴンホテル(御龍酒店)
2月15日から休業
The 13(澳門十三酒店)
上記に加え、2つ星以下18軒が休業
一部ホテルは営業再開済
2月20日から、7軒の3つ星~5つ星ホテルと、9軒の2つ星以下のホテルが営業を再開しました。
- グランドハーバーホテル
- フォーシーズンズホテルマカオ
- ソフィテルマカオアットポンテ16
- レジェンドパレスホテル
- アルティラマカオ
- MGMマカオ
- ロイヤルドラゴンホテル
公共施設休館(2月20日より順次再開)
図書館や美術館・博物館、科学館などの屋内施設は一時休館しました。
マカオ博物館、美術館は3月4日より営業を再開しました。
3月9日より、科学館は常設展示のみ200名限定、プラネタリウムは2Dのみ、
座席数を減らして上映など、制限を設け営業を再開しています。
屋外の公園やプレイグラウンドも、一時閉鎖されました。
2月20日より、屋外の公園などは6時~19時限定で開放されています。
バー・カラオケなど一時休業(3月2日より一部営業開始)
2月5日、カジノの全面休業宣言を受け
- バー152軒
- ナイトクラブ(夜総会)14軒
- カラオケ店39軒
- サウナ35軒
- マッサージ店42軒
- フィットネスクラブ35軒
が休業となりました。
現在は営業を再開しているお店が増えてます。
郵便局は一時休業(営業再開済)
1月24日~29日までの春節休暇を31日まで伸ばしましたが、
2月5日に、再度一時休業となりました。
現在は、営業を再開しています。
春節関連イベント中止
ちょうど春節の時期でしたが、人の集まるイベントは即座に中止が決定しました。
- 1月25〜26日 新年を祝う獅子舞(ライオンダンス)やドラゴンダンス、ゆるキャラのパレードやイベント中止
- 1月27日/2月1日 花車のパレードと政府主催の花火打ち上げ中止
マカオのマスク事情は?
マカオでのマスクの販売状況について、まとめました。
マカオ旅行でマスクは買える?
薬局やドラッグストアで、マスクの入荷が始まりました。
ただ、いつもに比べると比較的高価だと感じます。
手指消毒用ジェルや消毒用アルコールなどは供給が追い付き、すでにスーパーにも定価で並んでおり、簡単に手に入れることが可能です。
ハンドソープも多くのお店で見かけます。
旅行の場合は現地調達ができない可能性を考え、マカオに渡航する際は必ず日数分以上のマスクを持って行きましょう。
手指消毒用グッズについて
アルコール濃度70%以上の液体は、航空会社の決まりにより手荷物・預け入れに関わらず一切持ち込みができません。
海外旅行の際は、アルコール濃度60%程度のものを利用するか、シートタイプの除菌グッズを活用しましょう。
マスクの転売・高値販売が行われている?
マカオでは、在住者を対象に政府がマスクの備蓄を放出しています。
マカオ居民とブルーカード(労働ビザ)保持者は、身分証の提示で政府支給のマスクを1人10枚(8MOP、約110円)、10日に1度購入できる決まりです。
2月5日、購入したマスクの品質に不満を持ったマカオ居民が、マスクの在庫につばや鼻水をかけて320枚をダメにしたため、逮捕されました。
現在のところ、マカオではマスクの取り合いや買い占めなどの混乱や、悪質な高値販売・転売などは起きていません。
中国では、悪質な高値販売や粗悪品の販売は罰されます。
マスクの価格を6倍にした北京の薬局が摘発され、約4,700万円の罰金刑を科されました。
上海では、基準を満たさない低品質のマスクを販売した薬局に、閉鎖を命じています。
マカオはゴーストタウンになった?
個人的にはそこまでとは感じませんでしたが、マカオ特区行政長官がマカオ市民に不要不急の外出を控えるよう、呼びかけています。
3月に入りマカオは峠を越えた雰囲気です。徐々に街を歩く人が増えてきました。
政府は春節期間中に中国を訪れた市民は、2週間外出を自粛するよう要請しました。
通常ならば春節7日間で100万人を見込む観光客が、感染症の流行で80%ほど減ったため、観光地やカジノリゾートは特に人出が少なく感じます。
マカオ旅行に関する情報はこちらの記事にまとめています。
【コロナウイルス新型肺炎】マカオ旅行は危険?旅行会社・航空会社・入国措置対応まとめ
どうやって新型コロナウイルスによる武漢肺炎を予防する?
感染を防ぐためには、手洗い、除菌とうがいが大切です。
飛沫感染を防ぐため、外出の際はマスクをつけ眼鏡をかけて、目・鼻・口など顔を触らないようにしましょう。
感染症予防について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
マカオ発【新型コロナウイルス武漢原因不明肺炎】を予防する方法
マカオの現状を正しく理解して感染症を予防しよう!
マカオは、湖北省に次いで感染者数を増やしている広東省と陸続きであり、世界一の人口密度です。
感染の爆発・パンデミックを防ぐために、早急に様々な対策が取られています。
正しい知識と理解をもって、新型コロナウイルスによる武漢肺炎や、鳥インフルエンザなどの感染症を乗り越えましょう。