マカオ最南端の、時間がゆっくり流れるのんびりしたエリアがコロアン島です。
カジノや世界遺産の喧騒を離れて、リフレッシュできるコロアン島は、リピーターや子連れ旅行にもおすすめ。
1日かけてコロアン島の見どころを回る、モデルコースを紹介します。
路線バスを利用するので、ICカードのマカオパスがあると便利です。
※情報は2019年11月現在のものです。1MOP(マカオパタカ)=約13円
- 路線バスでパンダ館へ出発
- 10:00~ マカオジャイアントパンダ館
- コロアン・ビレッジへ移動
- 11:30~ コロアンビレッジ
- 龍爪角ハイキングコースへ路線バスで移動
- 13:00~ 黑沙龍爪角海岸ハイキングコース
- ハクサビーチへ徒歩で移動
- 14:00~ ハクサビーチ
- 15:00~ 路線バスで帰途へ
- コロアン島はリピーターにもおすすめ!
路線バスでパンダ館へ出発
マカオ半島なら、リスボア前のバスターミナルを利用するのが便利です。
まずはここまで向かいましょう。
コタイ地区は「ギャラクシー、シティ・オブ・ドリームス(ベネチアン向かい)、シェラトン(パリジャン向かい)」の近くにバス停があります。
マカオ半島から
リスボア前のバスターミナル「亞馬喇前地」から
「21A、25、26A、50」番のバスに乗って
「石排湾郊野公園」バス停下車徒歩1分
所要時間:約50分
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
コタイ地区から
- ギャラクシー近く「望徳聖母湾馬路/軍営」バス停から
- ベネチアン西ロビー近く「望徳聖母湾馬路/紅樹林」バス停から
「26A」番のバスに乗って
- シティ・オブ・ドリームス前(ベネチアンメインロビー向かい)「連貫公路/新濠天地」バス停
- サンズ・コタイ・セントラル内シェラトンホテルの南側(パリジャン向かい)の「連貫公路/金沙城中心」バス停から
「15、21A、25、26、26A」番のバスに乗って
「石排湾郊野公園」バス停下車徒歩5分
所要時間:約20分
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
10:00~ マカオジャイアントパンダ館
ジャイアントパンダが2頭いる自然公園です。パンダが活動的な午前中に観光するのがおすすめ。
ほとんど並ばずに、ゆっくりパンダが見られる穴場です。おやつを食べたり、運動する愛らしい姿に癒されますよ。
パンダのほかに、レッサーパンダやリスザル、ワオキツネザル、オウム、フラミンゴ、黒鳥など様々な動物が飼育されており、規模の小さな動物園のようです。
子供用のアスレチックや、薬草園の散策もでき、大人も子供も楽しめます。
オープンカフェスタイルの茶餐廳もありますので、お天気が良ければお茶してもいいですね。
パンダ館のチケット売り場はお土産屋さんの中です。パンダグッズ満載のお土産ショップで、入場券を買いましょう。
パンダ館の入場は、1時間ごとの時間指定です。
施設情報
マカオジャイアントパンダ館
澳門大熊猫館
Macao Giant Panda Pavilion
住所:路環石排灣馬路,石排灣郊野公園
営業時間:10:00~13:00、14:00~17:00(最終入場16:45)
定休日:月曜日(マカオの祝日の場合は翌日休館)
料金:パンダ館入場10MOP(約130円)、12歳未満と65歳以上無料(要パスポート提示)
それ以外のエリアは無料
コロアン・ビレッジへ移動
パンダにたっぷり癒されたら、マカオの海を眺めながら出来立てのエッグタルトを食べませんか?マカオのエッグタルト発祥のお店がありますので、ぜひ試してみてください。
コロアン・ビレッジは、映画やドラマの撮影や、結婚式の前撮りのロケ地としてよく利用されています。写真映えするスポットとして人気です。
徒歩で
徒歩およそ15分
歩く場合は、歩道が狭いので注意してください。大型のバスがひんぱんに通ります。
路線バスで
「石排湾郊野公園」バス停から
「15、21A、25、26、26A、50」番のバスに乗車
2つめのバス停「路環居民大會堂」または「路環市区」バス停下車
所要時間:約5分
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
11:30~ コロアンビレッジ
風光明媚な海沿いの漁師町です。時間がゆっくり流れるような、ひなびた雰囲気に癒されます。
ロード・ストウズ・ベーカリー
マカオ名物エッグタルト発祥のお店「ロード・ストウズ・ベーカリー」に立ち寄りましょう。
本店は小さなパン屋さんです。クッキーはお土産に人気があります。
自分でパンの種類や具材を選べるサンドイッチを買って、海沿いのベンチで軽めのランチをするのもいいですね。
本店の裏にある「ロード・ストウズ・ベーカリー・カフェ」でも、エッグタルトはもちろん食べられます。ランチにもおすすめです。
店舗情報
ロード・ストウズ・ベーカリー本店
澳門安德魯餅店
Lord Stow’s Bakery
住所:澳門路環市區戴紳禮街1號地下
営業時間:7:00~22:00
定休日:なし
ロード・ストウズ・ベーカリー・カフェ
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
徒歩で移動 3分
聖フランシスコ・ザビエル教会
レモンイエローが明るい印象の、写真映えする小さな教会です。教会内には、ザビエル像がまつってあります。
よく見ると、日本人のイメージするザビエルの髪型と違いますが、実際のザビエルはごく普通の髪型だったそうです。
この教会は、韓国ドラマや香港映画の撮影にも使われました。
施設情報
聖フランシスコ・ザビエル教会
路環聖方濟各聖堂
Chapel of St. Francis Xavier
住所:路環計單奴街/馬忌士前地
開放時間:9:30~17:30
定休日:なし
入場無料
徒歩3分
路地裏探訪!標識めぐり
コロアン・ビレッジにある、変わった名前の住所の標識を探しながら散策します。
「美女巷」がすぐに「老人圍」とつながっており、なんとも皮肉です。
南国の植物があふれる、閑静な住宅街の路地裏を歩いてみましょう。
住宅街ですから、騒がないようご注意ください。
ザビエル教会近くの老人圍から、船鋪街まで見つけられたら「民國馬路」を北上して、最初のバス停があったロータリーまで戻ります。
エリア情報
住所:老人圍~美女巷~水桶巷~蟻巷~情人街~鶏公圍~船鋪街
龍爪角ハイキングコースへ路線バスで移動
「路環居民大會堂」バス停から
「15、21A、26A」番のバスに乗って
「竹灣豪園-1」バス停下車、ハイキングコース入口まで徒歩5分弱
上の写真の木の看板が左手に見えてきたら、右手に写真のボックスとハイキングコースの地図が立っていますので、その間の細い道を入ります。
見逃さないように注意しましょう。
所要時間:5分強
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
13:00~ 黑沙龍爪角海岸ハイキングコース
2019年のマカオ新八景に選ばれた場所です。週末や天気のいい日は、多くの人が訪れます。
ここは龍が閉じ込められたという伝説が残るパワースポットです。その他、石にされたとても賢いサル人の伝説があります。
この伝説にもとづいた、「猿人石」という大きな岩が見どころです。
かなりガチめのハイキングコースなので、歩きやすい履きなれたスニーカーでいらしてください。
エリア情報
黑沙龍爪角海岸ハイキングコース
黑沙龍爪角海岸徑
Hac Sá Long Chao Kok Coastal Trail
住所:竹灣豪園側~黑沙龍爪角海濱路
全長:1,200m
所要時間:約45分
開放時間:24時間
※コース内に街灯はないので、遅くても日が暮れる前にコースを出るようにしましょう。
ハクサビーチへ徒歩で移動
ハイキングコースの出口から、徒歩5分ほどでビーチに到着します。
14:00~ ハクサビーチ
砂が黒いことから、広東語で「黑沙(ハクサ)」と呼ばれているビーチです。
ここでは毎年GWに「HUSH!(ハッシュ)」という音楽フェスが行われています。
波打ち際を歩いたりしているうちに、時間を忘れてのんびりした気分になります。
子供用のアスレチックが2か所あります。
キャンプができることでも有名で、BBQの設備なども整っています。
ビーチ手前のバス停周辺に数軒ある串焼きのお店が、食欲を刺激するいい香りを漂わせています。げそ焼きや、チキンステーキサンドがおすすめです。ほかにも手羽先や焼き野菜串など、色々ありますよ。
エリア情報
ハクサビーチ
黑沙海灘
Hac Sa Beach
住所:黑沙海灘
開放時間:24時間
15:00~ 路線バスで帰途へ
17:00を過ぎるとバスは大変混雑します。始発のバス停からでないと、乗車率が高すぎてバスが止まってくれないこともあります。
16時台には帰りのバスに乗りたいところです。
もしどうしても遅くなってしまったら?
安心してください。ハクサビーチは「26A」番の始発バス停です。
マカオ半島へ
「黑沙海灘」バス停から
「21A、26A」番のバスに乗って
リスボア前のバスターミナル「亞馬喇前地」下車
所要時間:約75分
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
コタイ地区へ
「黑沙海灘」バス停から
「15、21A、26A」番のバスに乗って
- スタジオシティ前「連貫公路/新濠影匯」バス停下車
- パリジャン前「「連貫公路/巴黎人」バス停下車
「26A」番のバスに乗って
- ギャラクシー前「排角/銀河」バス停下車
所要時間:約45分
頻度:8~15分に1本
運賃:6MOP(約80円)、マカオパス利用なら3MOP(約40円)
コロアン島はリピーターにもおすすめ!
コロアン島は、今までのマカオのイメージをくつがえすような、自然豊かでのどかなエリアです。
カジノや新しい建物はないので目新しさはないですが、マカオの原風景に触れる新鮮な体験ができます。
マカオの主な観光地は知っている、というリピーターの方にもおすすめです。
コロアン島で時間を忘れて、ゆっくり羽を伸ばしてみませんか?
ガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。