マカオには、写真撮影にぴったりなフォトジェニックスポットがたくさんあります。
2泊3日で写真をメインにマカオを回る、とっておきのプランを紹介します。
マカオ半島に宿泊した場合のモデルコースです。
※情報は2019年11月現在のものです。1MOP(マカオパタカ)=約13円
1日目:マカオ半島の夜景
初日は夕方から活動開始です。夜景散策に出かけましょう。
マカオ半島では圧倒されるような光の洪水と、猥雑な色づかいがなんともマカオらしく、魅了されます。
リスボア&グランドリスボアホテル
カジノ王スタンレー・ホー氏が建てたホテル、リスボア&グランドリスボアはマカオの代表的なランドマークです。
昼間も味がある建物ですが、夜景は何度見ても思わず立ち止まってしまう迫力があります。
施設情報
葡京酒店・新葡京酒店
Lisboa Hotel / Grand Lisboa Hotel
リスボアホテル /グランドリスボアホテル
住所:澳門葡京路2-4號
夜景が見られる時間:日没から夜明けまで
グランドリスボアの日夜咖啡室/粥麵區で夕食
機内食を食べたばかりで、まだあまりお腹が空いていないかもしれません。
軽くつまんだりもできるお店がおすすめです。
中華なら日夜咖啡室 – 粥麵區(ヌードル&コンジー)、洋食なら日夜咖啡室(ラウンド・ザ・クロック・コーヒーショップ)がおすすめです。
どちらも24時間営業なので、深夜に小腹が減ったときなどにも便利に使えます。
ヌードル&コンジーは麺類が一番人気で、平たい刀削麺や長~い麺が1本だけ入っている一根麺が有名です。
担々麺や冷麺もおいしいので、ぜひ試してみてください。
麻婆豆腐や酢豚などの単品料理も注文できます。
コーヒーショップは、ポルトガル料理はもちろん、ピザやサンドイッチなどの軽食やインドカレー、シンガポールチキンライスなど様々な料理が楽しめます。
隠れた人気メニューは、パンの器に入ったスープです。それだけでお腹いっぱいになりそうなくらい、ボリュームがあります。
洋食にはサービスでパンがついてきますが、ここで大きくふくらんだポップオーバーが選べるのも嬉しいポイントです。
店舗情報
日夜咖啡室 – 粥麵區/日夜咖啡室
Noodle & Congee/Round-The-Clock Coffee Shop
ヌードル&コンジー/ラウンド・ザ・クロック・コーヒーショップ
所在地:いずれもグランドリスボアホテルU2階
営業時間:いずれも24時間
定休日:なし
質屋
リスボアホテルの周辺にある質屋さんは、ネオンがまぶしくいかにもマカオらしい色づかいです。
攻殻機動隊やブレードランナーの世界のような、サイバーパンクな写真が撮れますよ。
ウィンマカオへ移動
徒歩10分弱
ウィン・マカオ
ウィンマカオの噴水ショーがおすすめです。
リスボアホテルから徒歩5分強で行けます。
噴水ショーは昼間もやっていますが、炎やライトアップが美しい日没後は、特に見応えがあります。
噴水は3分程度で、15分ごとに行います。
噴水を見た後は、30分ごとに行われる屋内のミニショーもぜひご覧ください。
運勢が上がる吉祥樹という光り輝く木と、富をもたらす富貴龍というありがたい龍が床からせりあがってくるショーを、交代で行っています。
施設情報
永利澳門
Wynn Macau
ウィン・マカオ
住所:澳門外港填海區仙德麗街
パフォーマンスレイク(噴水ショー)
上演時間:日曜~金曜 11:00~21:45、土曜とマカオの祝前日 11:00~22:45
15分おきに3分間上演
吉祥樹/富貴龍
上演時間:10:00~24:00
30分おきに交代で上演
2日目午前:マカオ半島観光
2日目は、マカオ内の見どころをくまなく観光するため、精力的に動きます。
まずは、マカオの古い街並みと新しいアートが交差する、司打口から出発します。
9:00 出発
ソフィテルホテルから
徒歩5分強
路線バスでリスボア前から
- リスボアホテル前のバスターミナル「亞馬喇前地」から
- 司打口・媽閣廟方面「3A、10A、11、21A」番のバスに乗り、4つめのバス停「司打口」下車
- 所要時間:約20分、6~12分に1本
- 運賃:片道MOP6(約80円)、ICカードのマカオパス利用ならMOP3(約40円)
司打口
ストリートアートが印象的な司打口エリアから出発します。
おしゃれで個性的な写真スポットが多い、注目のエリアです。
施設情報
澳門藝舍 (元・澳門新新酒店)
ホテルS(元ベストウエスタンホテルサンサン)
住所:澳門司打口14號至16號
福隆新街へ移動
徒歩4分
福隆新街
マカオ新八景に選ばれた、白壁に赤い窓がレトロな雰囲気のエリアです。
朝は、まだ開店していない店が多いので観光客も少なく、白と赤のコントラストがはっきりとした美しい写真が撮れます。
朝食へ移動
徒歩3分
盛記白粥で朝食
ローカルな雰囲気が味のある食堂です。
安くておいしくお腹いっぱいになるので、地元の人からも人気があります。
おすすめは、お粥と蒸した大根餅(蘿蔔糕 ローバッゴウ)7MOP(約90円)、豆乳(豆漿 ダウジョン)6MOP(約80円)の組み合わせ。
お粥には、揚げパン(油条 ヤウティウ)7MOP(約90円)もよく合います。
お粥は白がゆ(白粥 バッジョッ)大9MOP(約120円)、豚肉とピータンのお粥(皮蛋痩肉粥 ペイダンサウヨッジョッ)14MOP(約180円)の2種類がおすすめ。
白がゆには塩を、豚肉とピータンのお粥にはこしょうをお好みでどうぞ。
大根餅には、テーブルに備え付けのごまだれと甘口のしょうゆだれをかけていただくのが地元流です。
豆乳は冷たいものと、ほんのり温かいものが選べます。
店舗情報
盛記白粥
住所:天通街1號11
営業時間:7:15~19:00
定休日:なし
聖オーガスティン広場へ移動
徒歩4分
聖オーガスティン広場
パステルカラーの建物に囲まれた、ヨーロッパ風の雰囲気が素敵なスポットです。
世界遺産の見どころが集中しており、建物内を見学するのもおすすめ。
ロバート・ホー・トン図書館には、きれいなトイレがあります。
施設情報
聖オーガスティン広場
開放時間:24時間
聖奧斯定教堂
St. Augustine’s Church
聖オーガスティン教会
住所:崗頂前地2號
開放時間:10:00~18:00
入場無料
何東圖書館大樓
Sir Robert Ho Tung Library
ロバート・ホー・トン図書館
住所:崗頂前地3號
開放時間:月曜~金曜 10:00~19:00、日曜 11:00~19:00
入場無料
崗頂劇院
Dom Pedro V Theatre
ドン・ペドロ5世劇場
住所:崗頂前地
開放時間:10:00~18:00
入場無料
火曜日休館
セナド広場へ移動
徒歩4分
セナド広場
マカオの中心にあり、パステルカラーの建物が可愛らしい広場です。
季節ごとのデコレーションも見どころの1つ。
仁慈堂
仁慈堂の脇の通路が写真スポットです。
ヨーロッパの雰囲気たっぷりの可愛い写真が撮れます。
聖ドミニコ教会
レモンイエローが印象的な美しい教会です。
写真を撮る際は、ヤシの木を入れると南国風の雰囲気が出ます。
施設情報
玫瑰堂
St.Dominic’s Church
聖ドミニコ教会
開放時間:10:00~18:00
※2019年11月末まで内部改修のため入館不可
聖ポール天主堂跡へ移動
徒歩5分
聖ポール天主堂跡
マカオの世界遺産を代表するランドマークです。
記念撮影をする場合は、階段の下から撮ると全体がきれいに入ります。
施設情報
大三巴
Ruins of St.Paul
聖ポール天主堂跡
開放時間:内部9:00~18:00、ファサードは24時間
恋愛巷
ピンクとクリーム色のかわいらしいパステルカラーの建物の間から、聖ポール天主堂跡が見える、マカオらしさ満点のスポットです。
恋愛坂、という意味の地名もロマンチックで女性に人気があります。
モンテの砦へ移動
徒歩7分
モンテの砦
マカオの市街地と中国本土を360°見渡せる、眺めのいい場所です。
グランドリスボアに照準を定める大砲台のレプリカは、記念撮影の定番スポットとして人気があります。
ここから見る聖ポール天主堂跡は、その薄さがよくわかって面白いのでおすすめです。
マカオ博物館の営業時間内は、博物館のエスカレーターを利用すると楽に上れます。
施設情報
大炮台
Mount Fortress
モンテの砦
開放時間:砦と庭園 7:00~19:00
定休日:なし
マカオ博物館
営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
定休日:月曜、マカオの祝日なら開館
ラザロ地区へ移動
徒歩7分
ラザロ地区
ポルトガル風の建物群が美しいスポットです。
よく映画や雑誌の撮影が行われています。
施設情報
仁慈堂婆仔屋
住所:澳門瘋堂斜巷 8 號
開放時間:24時間
舊西洋墳場
聖ミカエル墓地
住所:西墳馬路聖味基墳場
開放時間:8:00~18:00
東望洋新街へ移動
徒歩5分
東望洋新街
SFの世界のようだと話題になった、そびえ立つグランドリスボアホテルの印象的な写真が撮れる場所が、ロイヤルホテルのすぐそばにあります。
背中側から車がどんどん来る場所なので、撮影の際はくれぐれも注意してください。
目印になる施設情報
澳門皇都酒店
Hotel Royal Macau
ロイヤルホテル
住所:得勝馬路2-4
路線バスでタイパビレッジへ移動
- 東望洋新街から徒歩1分の場所にあるバス停「塔石体育館」から
- 「22」番のバスに乗車、10こめのバス停「氹仔中葡小學」下車
- 所要時間:約20~30分、4~10分に1本
2日目午後:タイパ・コロアン島観光
午後はのどかなマカオの原風景が残るタイパビレッジとコロアンビレッジで、たっぷり写真を撮ります。
路線バスとシャトルバスを活用して、スマートに移動しましょう。
13:00 カフェレオンでポルトガル料理ランチ
ランチセット85MOP(約1,100円)がおすすめです。
スープ、メインにドリンクと、デザートにセラデューラがつきます。
スープとメインは数種類から選べ、どれもおいしい本格的なポルトガル料理ばかりです。
店舗情報
利安咖啡屋
Cafe Leon
カフェレオン
住所:氹仔地堡街73-79號泉福新邨第二期偉大閣第三座地下Q
営業時間:ランチタイム 11:30~15:00、ディナータイム 18:00~22:30
定休日:水曜
タイパハウスミュージアムへ移動
徒歩10分
タイパハウスミュージアム
エメラルドグリーンが美しい、住宅博物館です。
写真映えする美しい建物は、思わずシャッターを切りたくなってしまいます。
人工湖の向こうに臨む、コタイ地区のホテル群もいい眺めです。
施設情報
龍環葡韻
Taipa House Museum
タイパハウスミュージアム
住所:澳門氹仔海邊馬路
開放時間:博物館 10:00~19:00(18:30入場停止)、月曜定休
路線バスでコロアンビレッジへ移動
- 人工湖の向かい、徒歩10分弱の場所にあるバス停「望徳聖母湾馬路/紅樹林」から
- 「26A」番のバスに乗車、10こめのバス停「路環居民大会堂」下車
- 所要時間:約30分、8~15分に1本
コロアンビレッジ
風光明媚な、開放感のあるのどかなエリアです。
パステルカラーがかわいい聖フランシスコ・ザビエル教会や、エッグタルト発祥のお店「ロードストウズ・ベーカリー」が見どころです。
帰宅ラッシュに巻き込まれないよう、16時過ぎには出発しましょう。
施設情報
路環聖方濟各聖堂
Chapel of St. Francis Xavier
聖フランシスコ・ザビエル教会
住所:路環計單奴街/馬忌士前地
開放時間:9:30~17:30
定休日:なし
澳門安德魯餅店
Lord Stow’s Bakery
ロードストウズ・ベーカリー本店
住所:澳門路環市區戴紳禮街1號
営業時間:7:00~22:00
定休日:なし
路線バス+シャトルバスでコタイ地区へ移動
バスの乗り換えが1回あります。
コロアンビレッジからスタジオシティまでは路線バスで移動。
スタジオシティからギャラクシーまではホテルの無料シャトルバスを利用します。
路線バス
- ロータリー上方の「路環街市」バス停から
- 「15、21A、25、26、26A」番のバス乗車、7こめのバス停「連貫公路/新濠影滙」(スタジオシティ前)下車
- 所要時間:約30分、4~18分に1本
シャトルバス
- スタジオシティ入口脇のシャトルバス乗り場から
- コタイコネクションエクスプレス(Cotai Connection Express)に乗車
- ギャラクシー(澳門銀河、Galaxy Macau)で下車
運行時間:11:30~21:30、5~10分に1本
所要時間:10~15分
無料
2日目夕方:コタイ地区散策
マカオの魅力の1つがコタイ地区です。
カジノリゾートが立ち並ぶこのエリアには、写真映えする見どころがたくさんあります。
ギャラクシー
ギャラクシーは、金運がアップしそうな屋内の噴水ショーが見どころです。
CHA BEI(チャベイ)やリッツカールトン・カフェでアフタヌーンティーはいかがですか。
施設情報
ダイヤモンドショー(屋内噴水ショー)
場所:鑽石大堂 Diamond Lobby ダイヤモンドロビー
20分に1回
茶杯
CHA BEI
チャベイ
所在地:1階1047
営業時間:10:30~21:00
アフタヌーンティー提供時間:14:30~18:00
料金:2名用MOP328(約4,264円)~
麗思咖啡廳
Ritz-Carton Cafe
リッツカールトン・カフェ
所在地:リッツカールトンホテル1階
営業時間:11:00~22:30
アフタヌーンティー提供時間:15:00~17:30
料金:1名用MOP188(約2,440円)、2名用MOP328(約4,264円)
ベネチアンへ移動
徒歩またはシャトルバスで約10分
ベネチアン・マカオ
イタリアの水の都・ベニスをテーマにしたメガリゾートです。
ベネチアの街や運河を再現したショッピングモールは必見。
施設情報
澳門威尼斯人度假村酒店(威尼斯人)
The Venetian Macau
ベネチアン・マカオ
住所:澳門望德聖母灣大馬路,路氹金光大道
シティ・オブ・ドリームスへ移動
ベネチアンメインロビーから約10分
2日目夜:コタイ地区ショーと夜景
コタイストリップのゴージャスなきらめきと、ショーの興奮で気分が高揚します。
思い出に残る1夜になるでしょう。
シティ・オブ・ドリームス
見逃せないのは建物のド派手なライトアップと、水のショー「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」です。
※2021年現在、ショーは休止中です。
施設情報
新濠天地
CITY OF DREAMS
シティ・オブ・ドリームス
住所:澳門路氹連貫公路City of Dreams
20:00 ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターショー観劇
写真撮影OK(フラッシュと動画撮影は禁止)のショーは、シャッターチャンスの連続。
手に汗握る、エキサイティングなショーを楽しみましょう。
公演情報
水舞間
The House of Dancing Water
ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター
会場:シティ・オブ・ドリームス内水舞間劇院(ダンシングウォーターシアター)
公演時間:17:00、20:00(90分間)
定休日:火曜・水曜
料金:A席MOP998(約13,000円)など
ウィンパレスへ移動
グランドハイアットホテルから徒歩10分弱
ウィン・パレス
美しい噴水のショーは見応えがあります。
いつまでも見ていたくなるような、音と水と光のハーモニーにうっとりです。
無料のスカイキャブに乗ってホテルに入ると、贅沢なアートの数々が待ち受けています。
思わずテンションが上がる、花で埋め尽くされたアートは写真映えばっちり。
施設情報
パフォーマンスレイク(噴水ショー)
上演時間:12:00~18:00まで30分おき、19:00~24:00まで20分おき
パリジャンへ移動
徒歩15分ほど
パリジャン
最後は輝くエッフェル塔を目に焼き付けましょう。
エッフェル塔は本物の半分の大きさで造られていて、展望台に上ることができます。
ロビーの噴水や、パリのアーケードを模したショッピングモールなど、屋内も楽しい見どころいっぱいです。
施設情報
澳門巴黎鐵塔
Eiffel Tower
エッフェル塔
所在地: レベル5 のメインエントランス、Eiffel Towerスーベニアショップ 550
営業時間:11:00~23:00(最終入場22:30)※天候による
料金:大人MOP108(約1,400円)、12歳以下MOP87(約1,130円)、ファミリーパック大人2名+子供2名MOP312(約4,060円)
Shopps at Parisian
ショップス・アット・パリジャン
営業時間:月曜~木曜 10:00~23:00、金・土 10:00~24:00
マカオを贅沢に味わい尽くしましょう!
写真好きな方や、きれいなものを見たい方におすすめしたいモデルコースです。
マカオは小さな地域なので、頑張れば簡単に1周できてしまいます。
ぐるりと見て気に入った場所があれば、次回はそこでゆっくり過ごすのも、乙なマカオの楽しみ方ですよ。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。 地球の歩き方 マカオ 2018~2019 以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。 マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。 CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ) ことりっぷマカオ'19