マカオの南部、コロアン島にあるジャイアントパンダ館(澳門大熊猫館)では、パンダだけでなく様々な動物が飼育・展示されています。
公園内は、パンダ以外の動物は無料で公開されており、珍しい動物も多いです。
無邪気な動物の姿は癒されますよね。
のどかな雰囲気の中でゆっくり過ごしたい、ジャイアントパンダ館&石排湾(セッパイワン)野外公園について紹介します。
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※情報は2020年3月現在のものです。1MOP(マカオパタカ)=約13.5円
人気のパンダに会いに行こう!
マカオには、ジャイアントパンダに加えてレッサーパンダもいます。
レッサーパンダは無料で見学できますよ。
ジャイアントパンダ
人気の目玉はジャイアントパンダです。
パンダパビリオンは大きなビニールハウス型で、公園の奥にあります。
マカオのジャイアントパンダ館は観光地から離れていて、ツアーコースにもほとんど入っていないため、めったに混まないのが利点です。
写真は幼稚園の遠足でパンダ館に行った日のものです。
3~4校が同じ日に来ていたのでさすがに混みましたが、普段はここまで人が多いことはまずありません。
安心してください。
マカオには開開(ホイホイ)、心心(サムサム)、健健(ギンギン)、康康(ホンホン)という4頭のパンダがいて、毎日かわいらしい姿を見せています。
おすすめは、午前中か午後一番の2時頃です。
おやつの笹を食べている姿や、元気に動き回っている様子が見られますよ。
入場は1時間ごとの時間指定・入替制で、時間いっぱい使って、のんびりパンダを見学することができますよ。
パンダ好きの方や子連れにおすすめです。
レッサーパンダ
キュートなレッサーパンダは、「珍稀動物館」という、パンダパビリオンの手前の建物に展示されています。
もふもふで可愛いマカオのレッサーパンダは、ちょっと恥ずかしがり屋のようです。
展示室が2つほどあるので、どちらものぞいてみてください。
珍しいおさるさんが愛らしい
石排湾公園には、動物園にいるような珍しい猿が展示されています。
こちらも無料で見られますよ。
キンシコウ
キンシコウ(金絲猴)は、西遊記の孫悟空のモデルになったと言われます。
明るいオレンジの毛並みと白い顔、低い鼻が特徴の珍しいサルです。
中国四川省に分布しており、生息数が減少しています。
2020年にはマカオで赤ちゃん猿が生まれました。
現在は赤ちゃんも一緒にいるところが見られますよ。
リスザル
リスザルは南アメリカ北部に生息する小さなサルです。
好奇心旺盛でよくガラスの目の前まで来て人間を観察しています。
手のひらに乗るくらいのサイズで、くりくりとした丸い頭がとてもかわいらしいです。
ワオキツネザル
ワオキツネザルは、マダガスカル南部に生息する猿で、絶滅危惧種です。
輪っかのような白黒の模様が尻尾にあるため、輪尾キツネザルと呼ばれています。
長い尻尾が、とても美しいサルです。
ホオジロテナガザル
ホオジロテナガザルは、中国南西部やベトナム北部、ラオスなどに生息しています。
オスは全身黒ですが、顔のほほの部分だけ白い毛が生えているのが面白いですね。
メスや子猿は、金色に近い毛並みをしています。
つぶらな瞳が愛らしく、腕の長さを生かして移動するのが見どころです。
南国感あふれる大きな鳥
公園には、南国らしいカラフルな大型の鳥が飼育展示されています。
街中では見ることのできない、リゾート感のある大きな鳥はコロアン島ならではです。
コンゴウインコ
カラフルで大きなインコ、コンゴウインコです。
パイレーツ・オブ・カリビアンに出てくるような、南国の華やかさがあります。
大きな声で鳴いているのも聞けますよ。
キバタン
オーストラリアに広く分布している大型のオウムがキバタンです。
白い体に、頭の部分の黄色い羽がかわいらしい印象の鳥ですが、鳴くと声が大きく驚きます。
フラミンゴ
動物園でおなじみのフラミンゴもいます。
ピンクのフラミンゴや白鳥がたたずむ池は、のんびりとした雰囲気です。
時間を忘れて、ゆっくり眺めていたくなります。
マカオジャイアントパンダ館の予約方法
ジャイアントパンダ館は、事前にチケットを予約・購入することができます。
ですが、売り切れることはほとんどないので、個人的には直接行って時間を見てから買うのがベストだと思います。
それでも予約したいという方は、マカオ半島かタイパ島の役所「政府総合服務中心」で購入できます。
インターネットで購入することもできますが、その場合はマカオの携帯電話番号が必要です。
携帯に送られてくる確認番号を入力して、初めて予約が確定します。
支払いはクレジットカードのほか、銀聯カードでも可能です。
パンダ館のチケットは、パンダパビリオン前にあるお土産屋さん「澳門大熊猫禮品館」のレジで購入できます。
マカオパスを持っている場合は、入口付近の自動券売機も利用できます。
マカオパスについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
便利でお得なマカオパス(澳門通)は路線バスの旅の強い味方! – マカオ鴛鴦茶通信
事前予約の施設情報
澳門大熊貓館售票處
綜合服務中心
住所:南灣大馬路762-804號中華廣場二樓(グランドリスボア近く)
離島政府綜合服務中心
住所:氹仔哥英布拉街225號3樓(タイパ中央公園近く)
営業時間:月~金 9:00~18:00
定休日:土日とマカオの祝日
アクセス・行き方
カジノホテルのようにシャトルバスは出ていないので、公共のバスかタクシーを利用しましょう。
帰りはタクシーがほとんど捕まらない場所なので、バスを’利用した方が便利です。
バスで
- マカオ半島リスボア前バスターミナル「亞馬喇前地」から
「21A、25、50」番に乗車、「石排湾郊野公園」下車徒歩5分
4~18分に1本、所要時間60~70分
- ギャラクシー近く「望徳聖母湾馬路/軍営」
- ベネチアン西ロビー側「望徳聖母湾馬路/紅樹林」から
「26A」番に乗車、「石排湾郊野公園」下車徒歩5分
8~15分に1本、所要時間30~40分
- シティ・オブ・ドリームス、ベネチアンメインロビー側、セントレジス、MGMコタイ「連貫公路/新濠天地」
- シェラトン、パリジャン、スタジオシティ「連貫公路/金沙城中心」から
「15、21A、25、26、26A」番乗車、「石排湾郊野公園」下車徒歩5分
4~18分に1本、所要時間25~35分
バス停の写真つき乗り換え案内は、こちらの記事をご覧ください。
マカオ在住ガイドが教える公共バス乗換案内2019‐2020 – マカオ鴛鴦茶通信
- パンダ館から戻るときは、来た時と同じ番号に乗ればOKです。
タクシーで
「石排湾郊野公園 大熊猫館」と書いて運転手に渡すか、地図やガイドブックを指差しで伝えるのが確実です。
英語はほとんど通じません。
ガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
施設情報
マカオ・ジャイアントパンダ館
澳門大熊猫館
Macao Giant Panda Pavillion
住所:路環石排灣馬路,石排灣郊野公園
営業時間:10:00~13:00、14:00~17:00(16:45最終入場)
※レッサーパンダのいる「珍稀動物館」も同じ
定休日:月曜日
※月曜がマカオの祝日の場合は翌火曜休館
料金:パンダ館のみ大人10MOP(約140円)
12歳以下と65歳以上は無料(要パスポート提示)
自然の中で小さな動物園に癒されよう
感染症の拡大を受け、自粛疲れ、コロナ疲れの方も多いと思います。
マカオののどかなコロアン島の小さな動物園で、かわいらしい動物の姿に癒されましょう。
公園にはオープンカフェの茶餐廳(ちゃーちゃんてん)もあるので、飲み物や軽食をとりながらゆっくり時間を過ごせます。
エッグタルトで有名な「ロード・ストウズ・ベーカリー」のある、風光明媚なコロアンビレッジまで、バスですぐです。
徒歩でも15分程度ですが、道が細く車が多いため、歩く場合は気をつけてくださいね。