マカオでは、日本では考えられないサービスを受けることがあります。
日本流のおもてなしに慣れた私たちには、驚きの連続です。
仏頂面
まず皆さん驚くのが、店員さんの無愛想さです。
スマイル0円って知ってる?と思うかもしれませんが、残念ながらマカオのマクドナルドでは、スマイルが0円で販売していません。
はなからそんな文化はないのです。
怒ってるのかな?と心配になるほどですが、実は照れ屋さんなだけ。
こちらから笑顔で接すると、相手の笑顔を引き出せることが多いです。
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お客様は神様ではない
マカオでは、お客さんと店員さんは対等です。
日本のようにへりくだったり、過剰に丁寧なサービスは期待できません。
スーパーのレジ係は椅子に座って、水分を取りながら仕事するのが普通です。
もちろん買い物客は誰も文句を言いません。
個人的には、日本でもそのくらいでいいと思いますけどね。
返品は受け付けない
ユニクロやH&Mなどの外資系企業は別ですが、買ったものに関しては、ノークレームノーリターンが基本です。
一度受け取ったお金は返しません。
マカオはこういう文化なので、泣き寝入りです。
家に帰って開けたら壊れてた!返金してくれと言ってみても、どうにもなりません。
不良品をつかまされた自分の不運を恨み、しっかり確認しなかったことを悔やみます。
こうして、モノを見る目が磨かれていくんですね。
例外もあります。
先日、スーパーで買ったばかりの生クリーム1リットルを開けたら、中身が全部バターになっていたことがありました。
マカオは乳製品が高価で、生クリーム1リットルが1,000円もするんです。
ダメ元でお店にダッシュしたら、運良く交換してくれて、事なきを得ました。
ダメと言ったらダメ
日本だと、粘ったりゴネると、先方が折れてくれることがありますよね。
マカオでは?
ダメなものはダメです。
どれだけ言おうが、のれんに腕押し。
ごね得がないので、クレームも減るのではないでしょうか。
マカオでは大人しく諦めることも大事だと学びました。
雑すぎるサービス
対等を超えて、雑なサービスだと思うこともあります。
食堂では、ガシャーンと雑な置き方をされることも多いです。
日本では考えられませんが、これくらいでいちいち腹を立てていては、身が持ちません。
店員さん的には、コーヒーが机にこぼれなければセーフです。
こぼれたら、さすがに「ごめんね」と言って、テーブルを拭いてくれます。
予約の意味ある?
美容院や歯医者の予約は、意味があるのか?と思うくらい待たされる場合があります。
また、プロパンガスや水のボトルを頼んだ際は、頼んだ時間に来ないということも、まあまああります。
配達元の会社にクレームを言っても、事態が改善するわけでもなし。
ここでも諦めが肝心だと学びました。
普通にブッチされる
家電の修理などを頼む場合、○○日の○○時頃と指定するんですが、しれっと来ないこともあります。
おかしいなと思って電話をすると、今日は行けないと言われたり…
私が外国人だからという訳ではなく、相手がマカオ人でも平等に塩対応です。
仕事したくないのかな?
あんまり何度も繰り返されると、修理そのものを諦めることもあります。
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慣れると面白い
書き始めたらたくさん出てしまいましたが、私はマカオの接客、嫌いではないです。
もちろん5つ星ホテルや高級レストランなどでは、しっかりとしたおもてなしを受けることができるので、安心してください。
お客さんと従業員が対等だというのは、案外気楽なもの。
日本とは違うんだから、マカオではこれが普通だと思えば、逆にネタになるわねと、ちょっと面白くなってきます。
ただしお買い物だけは、品物に問題がないか、しっかり確認してからにしましょうね。
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以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
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