観光客が少ない穴場の世界遺産、マカオの聖ヨセフ修道院および聖堂の豊富な見どころや、行き方について紹介します。
セナド広場から徒歩10分ほどと近く、静かな環境でゆっくり観光できるおすすめのスポットです。
私は以前ツアーでお客様をご案内していたときに、ここで日本の女優さんが雑誌の撮影をしているのに遭遇したことがあります。
教会見学の際の注意
聖ヨセフ修道院および聖堂では、今でも毎週ミサが行われています。
教会は神聖な場所です。
見学の際には敬意を払っていただくよう、お願いをしています。
教会に入場の際は、帽子やサングラスは外しましょう。
大きな声でのおしゃべりや、飲食は禁止です。
信者の方がお祈りしている場合もありますので、祈りを妨げることのないよう、できるだけ静かに見学をお願いします。
夏場は、ミニスカートやホットパンツは避けた方が無難です。
写真撮影もOKです。
明るい教会なので、フラッシュなしでじゅうぶんきれいに撮れます。
美しいドーム型の天井
教会内のインテリアは、思わず息をのむ美しさです。
マカオで唯一のドーム型天井には採光窓があり、明るく神々しい雰囲気を演出しています。
天井のドームは全長22m、高さ19m、幅13mの大きなものです。
彫り出しのうねる柱は、バロック様式の建築を代表するもので、存在感があります。
写真好きな方はぜひ撮影を楽しんでみてください。
ザビエルの遺骨は必見
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聖ヨセフ修道院および聖堂の見どころは、何と言っても「聖フランシスコ・ザビエルの遺骨」です。
日本にキリスト教を伝えた有名人、ザビエルにマカオで出会うことができます。
中国の上川島で病に倒れたザビエルは、そのまま一旦埋葬された後、マラッカからインドへ移送されました。
現在ザビエルは日本、インド、イタリア、ポルトガルなど世界中に分骨されており、マカオにあるのは右腕の上腕骨です。
聖ヨセフ修道院及び聖堂の歴史
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聖ヨセフ修道院は、イエズス会によって1746~1758年に建立されました。
日本では、江戸時代の出来事です。
1800年には「レアル・セミナリオ(王立神学校)」と呼ばれ、大学レベルと高い評価を得ていました。
聖ヨセフはイエス・キリストの育ての父です。
大工さんだったので、教会の壁には大工道具がデザインされた彫刻があります。
ぜひ探してみてくださいね。
博物館を併設
教会入口の右手には、キリスト教ゆかりの芸術品を収めた博物館があります。
聖人像の彫刻や、祭事に使われた品物など、マカオに伝わるキリスト教の文化を肌で感じることができる博物館です。
時間があれば、ぜひのぞいてみてください。
施設情報
聖ヨセフ修道院宗教芸術宝物館
聖若瑟修院藏珍館
Treasure of Sacred Art of St. Joseph’s Seminary
住所:澳門三巴仔橫街聖若瑟修院教堂
開放時間:10:00~17:00
定休日:水曜 ※マカオの祝日は開館
入場無料
アクセス・行き方
セナド広場から徒歩10分
ドン・ペドロ5世劇場から徒歩5分
施設情報
聖ヨセフ修道院および聖堂
聖若瑟修院及聖堂
St. Joseph’s Seminary and Church
住所:三巴仔橫街
開放時間:9:00~18:00
入場無料
聖ヨセフ修道院および聖堂は静かな穴場
マカオの世界遺産、聖ヨセフ修道院および聖堂は静かで美しい、おすすめの観光スポットです。
人が少ない穴場なので、街の喧騒を離れて心洗われる、特別な時間が過ごせますよ。
歴史を感じる美しい教会内は、素敵な写真が撮れ、写真好きの方にもおすすめです。
世界遺産見学の際は、ぜひここまで足を延ばしてみてくださいね。
マカオのガイドブックは地球の歩き方 マカオ 2018~2019がおすすめです。地図が素晴らしい。
以下におすすめのマカオ旅行本を紹介しておきます。
マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)